趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

定例会

2017-06-05 22:22:54 | 歴史散策
土曜日開催された両槻会定例会に、参加してきました。
先週も帰省していたので、連続はしんどいかな、と思ったんですが、面白そうだったので。
毎年恒例の、学生さんたちが遺跡の解説をしながらのウォーキング。
今年のテーマは古墳。
先日ニュースでも話題になっていた小山田古墳や、メジャーな高松塚古墳、キトラ古墳なども含むコース。

集合は岡寺駅。お天気も快晴。
まず最初は、丸山古墳。



住宅街の中の、こんもりした小山のような古墳です。


でも上から見れば立派な前方後円墳。
登ると見張らしも良い。耳成山もよく見えます。



左が畝傍山、右奥は耳成山。



次の目的地、植山古墳も望めました。



途中、古墳の石が踏み石などに流用されている、八咫烏神社や春日神社などにも立ち寄りながら、植山古墳に到着。



公園整備の工事中なのだとか。


住宅街の中を抜けて、甘樫丘の広場で昼食休憩。
普通の住宅街のすぐ隣に、古墳だったり甘樫丘があったり、それが飛鳥の面白いところ。
古代の息吹と一緒に暮らしてるんですよね。生活の中がもう歴史と一緒、という感じ。

お昼を食べて、小山田古墳へ。
実際には学校の敷地内なので見には入れないのですが、ちょっと前に遺跡から古墳に昇格(?)して、被葬者は誰か?とニュースでも話題になりました。

すぐ隣には、菖蒲池古墳。



小山田古墳を蘇我蝦夷の墓、菖蒲池古墳が入鹿の墓、と見立てる説もあるそうで。
蘇我氏の勢力範囲の中で、甘樫丘に連なる丘陵地、親子で双墓をつくった、という条件的には当てはまるものもありますが、さてどうなんだろう?

こちらは被葬者が明らかな、天武・持統陵。



鎌倉時代の記録で、盗掘されたときの検分記録が残っていて、それによって天武・持統陵であることが当時からわかっていたとか。

鬼の俎・雪隠古墳を通って、梅山古墳(欽明天皇陵)へ。



この辺りまで来ると、さすがに暑さと疲れで足が重い…(汗)。

ぼ~っとしながら、高松塚古墳へ。
ここはすっかり観光化されてて、観光客も多い。

休憩後、キトラ古墳までもうひと踏ん張り。

いつのまにか、立派な壁画館ができてて、びっくり。ここも観光化されてるんだなぁ。



最後はかなりヘロヘロでした。
最近歩いてなかったしなぁ。
ゴールは壺阪山駅。大体12キロくらい歩いてきました。お疲れさま~!

学生さんたちも、一生懸命説明してくれてましたが、さすが先生方はそつなく面白くすらすら説明してくださる。
なんか、自分の卒論発表会を思い出しました(苦笑)。
目の前の自分の発表で手一杯で、斜め角度から入ってきた質問には全然答えられなかった…。
ま、そんなもんですよね~。

風邪の延長で咳を残しながら参加しましたが、飛鳥を歩いてる間は、樹の匂い土の匂い山の匂い緑の匂いが心地よく、あまり咳き込むこともなく深呼吸ができました。
やっぱり東京の空気はよろしくないんですね…。

コメント
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