蘇我ウォーキング・２

昼食場所から、飛鳥川沿いに歩いて行きましたが、その遊歩道も、おふさ観音へ行くときに、私がいつも通っているコース。
春は桜が綺麗な場所ですね。花壇にもたくさん花が植わってて、わっさわっさと咲いてるマリーゴールドちゃんをうらやましく眺めつつ…。
今回は、おふさ観音を通り越して、さらに飛鳥川の上流へ。

鷺栖神社。



ここは蘇我ではなく、藤原ゆかりだそうですが。



快晴の中、稲刈り前の田んぼがものすごく綺麗でした。
田んぼの向こうに畝傍山。



ちょうど、先日ホテイアオイを見に行った本薬師寺跡が見えます。山の右側にぽつっと木が生えてるのがそこ。

歩いてたら、お前は木か！？というくらい太く枝分かれしたひまわりちゃんが…。思わず激写。



田中廃寺。
田んぼや畑に囲まれた、小さい公園ですが、周りより高い土壇となっていることで、お寺の痕跡ではないかとのこと。



舒明天皇の田中宮、そのあとの田中廃寺がこの辺りにあったようで、建物跡や瓦などが見つかっているそうです。
蘇我馬子の兄弟にあたる田中臣のゆかりのお寺ではないか、ということらしい。

どこまで歩いても田んぼと畑と青空。



彼岸花は終わってましたが、まだかろうじて、遅れて咲いてるものもぽつぽつ。



飛鳥における写真の名所。古宮土壇。



ここまでくれば、いつもの馴染みの明日香村。
豊浦は、蘇我稲目の邸宅があったとされる場所。古宮土壇の周辺も、邸宅の庭園だったのではないかとの説。ただし、この土壇自体は新しいもので、遺跡には関わりないそうで。

お馴染みの向原寺から、甘樫丘へ。
ふもとの休憩所でまずちょっと休憩してから、いざ登ります～。
歩いたあとの丘登りは、覚悟してましたがやっぱりしんどい…（苦笑）。

でも、久しぶりのこの景色は、やっぱりお気に入り♪
畝傍山と、奥に二上山。



耳成山。



東側。眼下に、入鹿様の首塚が見えます。



丘を東側へ下り、東麓遺跡へ。
蘇我入鹿の邸宅跡か！？と大騒ぎになった場所は、すっかり草に覆われてました。



終点。入鹿様の首塚に到着。



蘇我氏はここが終焉の地かもしれませんけど、私にとっては、この場所が飛鳥通いの始まりの地。
ここでつながったご縁が、１０年以上経っても、こうして続いているのは幸せなことですね。

皆さんとわいわい楽しく（でもちょっとハードに）歩いてきて、最後に打ち上げ宴会。
お馴染みの中華屋さんで、最初に出てきたのがお刺身（爆）。



…お魚の名前を忘れた（汗）。でも、とっても美味しかったです！
美味しいご馳走を一杯いただき（ほかのお料理は撮り損ねた…）、にぎやかにおしゃべりして、楽しいウォーキングの一日が終わりました。
次回の定例会は残念ながら行けそうにないのですが、また来年の定例会も、できる限りは参加していきたいと思います。

蘇我ウォーキング・１

先日の両槻会の定例会。
テーマはズバリ「蘇我を歩く」。
蘇我氏ゆかりの場所を、発祥の地から終焉の地まで歩いてみようという企画。
私が参加せずしてどうする！というウォーキングです。

出発は、近鉄真菅駅。
駅の目の前に、宗我都比古神社があります。蘇我氏の祖先神を祀っているという神社です。



飛鳥通いの初期の頃、私も何度か訪れました。



奥の本殿。





この辺りは曽我町というそうで。いかにも、蘇我氏がここから発祥した名残みたい。



曽我川から見る畝傍山。



入鹿神社に向かって歩く途中、神社の近くに入鹿の首が飛んで落ちてきたと伝承があるそうで。



この辺らしい…。

そして入鹿神社。東京へ引っ越す前は、しょっちゅう通ってきたところです。



なんか、綺麗になっている？



数年前までは、いかにも地元の小さい無人の神社でしたが、敷地内にコミュニティ施設ができていたり、観光しおりが置いてあったりして、妙に観光化されてる…（笑）。

奥の本殿。ここに、入鹿様の座像が安置されてるらしい。



そしてその座像のレプリカが、最近つくられて拝殿内に置かれているんだそうで。



ほんの何年かで、随分変わったなぁと、びっくりでした。

神社から歩いて、蘇我とは関係ないですが、前回の定例会の内容につながるということで、町家の立ち並ぶ今井町の保存地区へ。
江戸時代から続く古い街並みがそのまま残っています。



もともとは、戦国時代の環濠集落として発達し、商業都市として繁栄したとか。



見学できる町家で、お茶会があるとかで、準備中でした。本当にかまどでお湯を沸かしてて、その煙が屋根から出ていくようになっています。



今井町から近い、飛鳥川の河川敷の広場で昼食。
色づき始めた紅葉が青空に映えて綺麗でした。



つづく。