(NTT BCS) 硬派的社評漫筆+Rits

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硬派の漫筆的随想ですゆっくりお読み下さい。

6月23日

2008年06月23日 | 社評

今日は沖縄追悼式の日だと、テレビの中継で改めて認識した。
丁度63年前
昭和20年の同日、私は帝国海軍攻撃第704飛行隊の一員として、出水基地(イズミ=鶴の寄着地=鹿児島)に駐留していた。
空から沖縄の米軍の飛行場に夜間の爆撃作戦に就いていた。日本軍の組織的攻撃が終了した、との報は聞かされてはいなかった。
数日後、「沖縄作戦は終わったから、原隊の松島基地に帰る」と通達された、しかし、そこには別の作戦が待っているのだが)
それで、あっ、終わったのか!一應、敵と遭遇する危険は去った、と思った。
多くの戦友・同期生が、4月からのこの作戦で散って逝った。
23日に沖縄作戦が終わらなかったら!
夜間爆撃作戦が続いていたら!
生死は天運だったのか!
戦死者を悼む・生存を意識するような、感情は無かった。

松島から三沢・千歳と特攻作戦に編成されて、7月末の発動が一月ずれて八月末を待つ間に”終戦”となった。
6月23日の作戦終了で、救われたのだ。
感慨、深いものである。

アメリカは「沖縄本島は米海兵隊が血と汗で占領した地だ。我々の物だ。しかし、建前上、日本に施政権を返した。
が実質的にはアメリカが支配できる。
基地もアメリカの都合による。
しかし、余ったところは日本に使はす。との思いならん。と推察。如何ですか(アメリカと闘った老兵士)