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ゲーム攻略、読書感想文など。

【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#82:フランケンシュタイン

2017年06月09日 23時47分32秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
初出は『Fate/Apocrypha』。黒の陣営のバーサーカーとして召喚された。ちなみに触媒になったのは彼女の設計図。
マスターであるカウレス自身が魔術師としてはそれほど高い能力を持っていなかったため、バーサーカーで召喚したのだが、令呪でブーストした一撃をモードレッドにくらわせてもたいしたダメージを与えることができなかったあたり、そもそもの能力がそれほど高いとは言えない。
もともとバーサーカーは弱い魔術師がサーヴァントの能力を底上げできるという利点を謳っているのだが、魔力消費の激しいバーサーカーをそもそも並の魔術師に扱わせるのは無理がある、という矛盾をはらんでいる。『Fate/Zero』の雁夜とランスロットの関係がそのいい例。が、カウレスの場合は魔力供給をホムンクルスが行っており、フランケンシュタイン自身も第2種永久機関を備えていて自前である程度の魔力を賄えるため、バーサーカーの運用としては珍しく理想的。また狂化ランクも高くないため、言葉はしゃべれないもののマスターとの意思疎通も可能。

意地でモードレッドを道連れにしようと宝具・磔刑の雷樹をリミッター全解除して使ったがとっさに令呪で逃れられてしまったため致命傷を与えられず無駄死にとなった。
が、物語的な役割は実はそのあとで、この宝具の雷撃によりモードレッドに殺されたはずのジークはジークフリートへの変身能力を身に着けて復活、さらに宝具の副次効果である「低確率で第二のフランケンシュタインを生み出す」力によりジークにフランケンシュタインの能力・すなわちスキル・ガルバニズムと宝具・磔刑の雷樹の行使能力が備わった。ジークと天草四郎との最後の決戦では大聖杯から湧き出す魔力を自身にとりこむことで四郎と互角の勝負を繰り広げることができ、最後は磔刑の雷樹でとどめを刺した。

ちなみに電気の無駄遣いには敏感なようで、マスターのカウレスがPCの電源を入れっぱなしで外出した際にはコンセントを引っこ抜くシーンがある。


【クラススキル】
狂化:D

【保有スキル】
ガルバニズム   :B ※『FGO』では3ターン、自身のNP獲得量をアップ
虚ろなる生者の嘆き:D ※『FGO』では敵単体に確率でスタン付与と1ターンの防御力ダウン
オーバーロード  :C ※『FGO』オリジナル。1ターン自身の宝具威力アップと、5ターンやけど付与のデメリット

【宝具】
◆乙女の貞節(ブライダル・チェスト)
 ランク:C
 種別 :対人宝具
フランケンシュタインが持つメイス状の武器。が、実は魔力の吸収、蓄積機能を持っており自身の宝具ガルバニズムとあわせて第二種永久機関を構成している。

◆磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)
 ランク:D~B
 種別 :対軍宝具
乙女の貞節を地面につきたて強力な雷撃を放つ。リミッターを全解除すると自身の生命活動も停止してしまう。『FGO』ではさすがに自滅はしないものの、2ターンのスタン効果が付与されるので、敵にとどめを刺せるタイミングか、すぐに回復できるスキルがあるときの使用が好ましい。


【ゲーム内の性能】
他の☆4のバーサーカーと比較すると決して能力は高いとはいえず、厳しく言えば宝具だけが頼りのサーヴァント。が、その宝具の威力は全体宝具としてはかなり高い方になるので、性能を活かすならスキル「オーバーロード」は積極的にLvあげをしておきた。もっとも、ガルバニズムにより多少NPをためやすくはあるとはいえ、それでも概念礼装による補助がないと宝具発動はたぶん厳しい。
ちなみに戦闘画面においては名前がフランになってるが、これは『Apocrypha』でカウレスがつけた名前。そもそもフランケンシュタインというのは製作者の名前。

【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#81:ヘンリー・ジキル&ハイド

2017年06月09日 23時46分20秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
初出は『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』。
1991年に行われた”最初の聖杯戦争”において、一般人の高校生・來野巽が偶然召喚したバーサーカーのサーヴァント。
巽自身は母方の先祖に魔術師がかつていた、という程度の家系のため自身も家族も魔術師でないどころか魔術の存在すら知らない一般人。だが、巽には生まれつき対象者の動作を止める魔眼が備わっている。もっともその能力自体もジキルに指摘されて気づくのだが。
ジキルから聖杯戦争の話を聞かされた巽は「東京で行われる悪しき儀式を止めて、一般人の犠牲を止める」という純粋な正義感が動機となり、参戦を決意。これだけだと衛宮士郎と同じだが、アルトリアと違いジキル自身は聖杯にかける望みはなく、ただ正義のために戦いたいという欲望を持っていた。そんなわけでジキルの調査の結果、玲瓏館のマスターこそが諸悪の根源と断じ(それも勘違いではあるが…)、玲瓏館の邸宅への侵入を数度にわたって試み、たまたま居合わせたセイバーとも戦う。が、何度目かの襲撃の際、遠くから見守っていた巽は愛歌の放ったアサシンにより殺され、残りわずかの現界を悟ったジキルの方は玲瓏館の敷地内でセイバーと戦っている最中にライダーの宝具による攻撃で消滅した。ちなみに『Type-Moonエースvol.11』において生前の物語が掲載されている。

最近主流になりつつある、会話の成り立つバーサーカー。
サーヴァントとしての能力はジキルの姿の時はなんのスキルも発動せず一般人とほぼ変わりない。それどころか他のサーヴァントからも知覚されることがないため、霊体化して身を隠す必要もない。そういう意味では『FGO』でアサシンクラスなっていることも納得。宝具である霊薬「密やかなる罪の遊戯」飲むことでハイドに変身し、バーサーカーの本領を発揮。この状態ではマスターとの意思疎通はできず、ごくわずかな理性が残っているものの、基本的にはひたすら破壊をするバーサーカーらしいバーサーカーになる。


【クラススキル】
気配遮断:A ※『FGO』オリジナル設定

【保有スキル】
怪力  :B ※3ターン、自身の攻撃力アップ
恐慌の声:A ※スタン付与率アップと低確率でスタン付与
自己改造:D ※自身のクリティカル威力アップ
無力の殻:A ※『FGO』では未実装

【宝具】
◆密やかなる罪の遊戯(デンジャラス・ゲーム)
 ランク:C→C+
 種別:対人宝具
ハイドの人格に変わる霊薬。いくつかのスキルと高ランクの狂化が付与される。自己改造により様々な状況にも耐えられる高い耐久性が特徴。元々は人間の心から悪の部分を剥離するために開発したものなのだが失敗作らしく、ただの二重人格と引き起こした。
『FGO』では最大HPがアップ(宝具レベルにより変化)、HP全回復。変身後は使用不可になる。OCでBuster性能があがる。


【ゲーム内での性能】
現状では唯一の2つのクラスを使い分けるサーヴァント。スキル「怪力」のレベルとOC次第でBusterの性能が宝具並の威力になるのが魅力。逆にいうとそれが中途半端だと使い勝手もいまいちなバーサーカーに過ぎない、非常に使い方が難しいというより微妙なサーヴァント。スキル効果は3つともジキルの時とハイドの時では圧倒的に性能が変わるので、基本的にはハイドになるまでは使わないこと。カードはQQABBで、これはどちらの状態でも変わらない。そのためNPをためるのもちょっとしんどい。これも変わるならもう少し評価はあがってもよかった。

【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#80:チャールズ・バベッジ

2017年06月09日 23時45分03秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
『FGO』4章で敵側の黒幕の一人として登場。自らの固有結界から生み出したヘルタースケルターでカルデア陣営にたびたび襲い掛かってきた。
そういえば4章はバベッジのほかにテスラやウィリアム・シェイクスピアハンス・クリスチャン・アンデルセンなどやたら文化人が登場した章だったが、文化人系サーヴァントがキャスターで現界すると魔術ではなく発明品などで戦う傾向が多いが、バベッジも自らを覆う固有結界でもある蒸気機関の鎧による肉弾戦がメイン。しかもステータスが非常に高く(その割にアタックが低いが)、ある意味イロモノキャラ。それがもっとも顕著なのはキャラクエだろう。


【クラススキル】
道具作成(偽):A

【保有スキル】
一意専心   :C ※自身に3ターンの間NPチャージ量アップと、1ターンの間スター集中
機関の鎧   :EX ※1ターンの間、自身に無敵と攻撃力アップ付与
オーバーロード:D ※自身に1ターンの間宝具威力アップと、5ターンの間やけど付与

【宝具】
◆絢爛なりし灰燼世界(ディメンジョン・オブ・スチーム)
 ランク:A+→A++
 種別:対軍宝具
自らが夢見た世界がそのまま固有結界となり、かつ鎧の形となったもの。ここから兵士を大量生産していた。また、魔霧の発生にも関わっている。
『FGO』では全体攻撃となり、3ターンの間防御力ダウンを付与する。OCで効果アップ。


【ゲーム内の性能】
見た目通りといえばいいのか、HPが非常に高く、☆4に匹敵する。かわりに攻撃力は見た目に反して非常に低く、☆1にすら負ける。
また、キャスターでありながらArtsは2枚しか持っていないため、スキルで補助できるとはいえ、やや宝具の回転率も低いという欠点ばかりが目立つ困ったサーヴァント。
一応宝具の威力はスキルも併用すればなかなかの数字をだせるが、☆3キャスターはメディア以外は正直いまいちである。

【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#79:ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス

2017年06月09日 23時44分30秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
初出は『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』。
1991年に行われた”最初の聖杯戦争”において、玲瓏館家の当主(なぜか名前はでてこない)によって召喚されたキャスターのサーヴァント。
玲瓏館家は極東随一の魔術師の家系で、この当主もすぐれた魔術師。ちなみに後継ぎの美沙夜はもっとすぐれた素質を持っており、当主はパラケルススに、彼女の魔術の師となるよう依頼した。パラケルスス自身は、魔術師でありながら人々の救済のために自身の研究成果(主に錬金術)を公開し、医療に役立てたというくらい魔術師らしくない善人で、当主も美沙夜も彼から見たら自分の魔術の後継者のようなものとみなおしており、美沙夜の師となることを快諾した。
ちなみに生前は本来秘匿すべき魔術を公開したため、時計塔から刺客を送られ落命している。また、マキリ・ゾォルケンやダ・ヴィントとは生前の知己。

Fateシリーズにおけるキャスターのサーヴァントはたいていが生前魔術師であったため、マスターも純粋な魔術師の場合、マスターの一方的な嫉妬が原因でソリが合わずに仲たがいしてしまうのだが(第5次のメディアとガリアスタみたいに)、このコンビはそんなことはなく、理想的なマスター・サーヴァントの関係を構築した……と思ったらかなりえげつない展開を見せる。
パラケルススによって神殿クラスの魔術工房と化した玲瓏館の邸は何人たりとも侵入できない結界に守られていたのだが、そこにあっさり入ってみせた沙条愛歌に出会い、彼女こそ世界を統べる女王と認め臣従を決め、寝返ってしまう。その臣従っぷりは「この世すべてのものは愛歌様のもの」といってしまうほど。
かわいそうなことに玲瓏館の当主はライダーの当主とセルフ・ギアス・スクロールを用いた同盟を結んでいたため、パラケルススがライダーに敵対したことによるペナルティで瀕死の状態になってしまった。極めつけは愛歌が美沙夜に死の呪いを施すのをパラケルススが手引きし、しかもそれを美沙夜本人には当主が施したように錯覚させた。
その後は愛歌の指示を受けて暗躍。原作4巻でのランサーとの戦闘では高レベルなエレメンタル魔術を披露している(ランサーの原初のルーンの前には通用しなかったが)。
愛歌の目的である聖杯の中のビーストを呼び出す儀式を完遂するため、一般人を聖杯のいけにえに捧げ続け(やがて自身も殺されて聖杯にくべられる運命なのはわかっているが不満はない)、己の犯した悪行を裁かれるのを待っていた。そしてついにセイバーが乗り込んできて対峙するが、エクスカリバーの一撃によって消滅した。

ちなみにアサシンによって殺されたバーサーカーのマスター・來野巽を賢者の石によって生ける屍として復活させ、その体質から触れた人は殺してしまうアサシンに与えるという趣味の悪いこともしている。



【クラススキル】
陣地作成:A
道具作成:EX

【保有スキル】
高速詠唱:A    ※『FGO』ではNPチャージ
エレメンタル:A+  ※『FGO』オリジナル。人工霊を使役する能力。3ターン、味方全体のArts性能をアップ
賢者の石:A    ※本来はスキルではなく道具の一つ。味方一人にガッツ付与。原作だとリビングデッドなんだが…。

【宝具】
元素使いの魔剣(ソード・オブ・パラケルスス)
 ランク:A+→A++
 種別:対軍宝具
Fateシリーズでおなじみアゾット剣の原型となった魔術礼装。本人は複数のサーヴァントに対して用いるべきと考えている。魔力増幅効果による高エレメンタル攻撃が『FGO』における攻撃方法だが、その真価は刀身の賢者の石による超々並列演算と大魔術の行使による、敵の宝具の解析およびその浸食能力。ただしセイバーのエクスカリバーは浸食スピードが間に合わず失敗した。『FGO』では全体Arts攻撃。OCで攻撃力ダウンの効果をアップ(3ターン継続)。


【ゲーム内の性能】
Artsカード3枚もち、かつ、高速詠唱もちの典型的なキャスターらしい性能。ただ攻撃力は全然あてにならない上に、最大のネックとしてすべてのスキルが、異様にチャージターンが長いため、いっそのことスキルをひととおり使い宝具を放ったら退場してもらうよう割り切った方が正解かもしれない。特に賢者の石はアイリスフィールの宝具を除けば他者にガッツ付与できる唯一のスキルなので、バーサーカーや壁役にかけられるメリットは非常に大きい。ちなみにガッツ効果はスキルレベル1で復帰時のHPが1000と以外に高性能。
☆3キャスターは現在7騎という全クラス中、最大の激戦区。が、どのサーヴァントもアピールポイントが弱い(むしろ☆2のアンデルセンの方が評価高い)ため、好みで選ぶのみいいかもしれない。




【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#78:アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕(槍)

2017年06月09日 23時43分10秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
今のところ登場する作品は『FGO』のみ(セイバーバージョンでは『stay night』などに登場)。
アルトリアがエクスカリバーに並ぶ神造兵装である聖槍「最果てにて輝ける槍」をメイン武器にした状態の姿。本来この聖槍を手にすると6章の獅子王になるが、「嵐の王」としての姿を選ぶとこうなる。
オルタなので性格は冷酷。
「最果てにて輝ける槍」自体は外伝的作品の『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で、ロード・エルメロイⅡ世の内弟子であるグレイが扱う。このグレイはアーサー王(アルトリア・ペンドラゴン)に生き写しの姿をしており、実は代々アルトリアと同一の存在になることを目指した家系。
とある霊園でロード・エルメロイⅡ世に拾われ、剥離城アドラで起きた事件の調査にロード・エルメロイⅡ世とともに赴き、そこで黒幕をこの聖槍で倒した。普段この聖槍はアッドという魔術礼装の姿であり、戦闘時に「死神の鎌」という処刑鎌の形態で戦闘しつつ魔力を蓄積し、それが一定量に達しないと本来の姿を解放できない、という制約がある。それ以外にも十三拘束を解くために円卓の騎士たちの過半数の賛成が必要という縛りも。また、破壊力が大きすぎるため、屋内の使用は基本的に自分たちにも危険が及んでしまうため、双貌塔イゼルマでの蒼崎橙子戦や『Fate/Labyrinth』での地下迷宮での死徒戦では使用できなかった。


【クラススキル】
対魔力:B
騎乗 :A

【保有スキル】
魔力放出  :A+ ※『FGO』では1ターン、自身のBuster性能をアップ
最果ての加護:A  ※『FGO』ではスター獲得と、自身へ1ターン、スター集中とクリティカル威力アップ
カリスマ  :E  ※『FGO』では3ターン、味方全体の攻撃力アップ

【宝具】
◆最果てに輝ける槍(ロンゴミニアド)
 ランク:A++→EX
 種別:対城宝具
上述のとおりすさまじい破壊力を持った一撃を放つ。解き放つには13の拘束の半分以上を解放する必要があり、FGOでは宝具発動の際、拘束がはずれるギミックがある(ただし半数解除はされない)。FGOでは全体Buster攻撃と宝具封印状態付与(1ターン)OCで呪いのダメージアップ(5ターン)

◆風王結界(インビジブル・エア)
 ランク:C
 種別:対人宝具
『FGO』では実装されていないが通常攻撃に用いているらしい。

【ゲーム内の性能】
保有スキル3つはどれも非常に優秀だが、中でも最果ての加護は第2の宝具といってよいくらい高性能。スキル上げは優先的に行いたい。
ただしNPチャージは得意ではないので礼装による補助などは必要。特筆すべきは宝具の威力で、☆4の中でも破格のダメージをたたき出し、かつ宝具封印状態もつくので非常に有用。手に入れたら優先的に育てておきたい。OCによる呪いのダメージは強化クエスト後の場合、100%で毎ターン1000だが、500%の場合は毎ターン3000で、5ターンでは15000という侮れないダメージをたたき出す。