大阪龍馬会

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龍馬伝 :「オレに福山龍馬切らせろ!」暗殺犯役が人気? 26日からラスト第4部突入

2010-09-25 00:01:00 | 龍馬伝
 俳優の福山雅治さん(41)が主演するNHK大河ドラマ「龍馬伝」が26日の放送から、第4部「RYOMA THE HOPE」に突入。いよいよ龍馬が大政奉還へ動き出す一方、龍馬暗殺へのカウントダウンが始まる。龍馬暗殺の場面について、同番組の鈴木圭チーフプロデューサーは、反幕府勢力を取り締まった「京都見廻組」の佐々木只三郎、今井信郎らが実行犯という定説を採用するといい、佐々木ら暗殺実行犯の配役には「自薦他薦問わず、『オレに福山龍馬を切らせろ』という人がいっぱいいてありがたい限り」と思わぬ人気ぶり?に驚いているという。第4部の見どころを聞いた。

 第4部は、龍馬が長州藩と組んで幕府と戦う「第二次長幕戦争」から始まり、敵対関係にあった土佐藩参政・後藤象二郎と龍馬が会談して貿易結社「海援隊」結成の基を作った「清風亭会談」、始動した「海援隊」の船「いろは丸」と紀州藩の軍艦が衝突し、両者の談判に及んだ「いろは丸沈没事件」、後の明治政府の基本方針をしたためた「船中八策」、前土佐藩主・山内容堂への大政奉還の進言とその実現まで、歴史的な出来事が目白押し。龍馬が京都の近江屋で刺客に襲撃され、暗殺されるまでを10回にわたって描く。最終回の第48回「龍馬暗殺」は11月28日に時間を拡大して放送される。

 中でも、長幕戦争といろは丸の沈没シーンはCG技術を使って制作され、NHKのスタジオ内で撮影された沈没の場面は同局の技術を集結させたスペクタクルな映像になる予定。また、清風亭会談の撮影では、自主的に体重を10キロ増やして貫禄をつけたという青木崇高さん演じる後藤と龍馬のやりとりが、5台のカメラで同ドラマ最長となる約18分にわたって同時撮影され、「中継のような臨場感が出ている」という。第4部は緊迫した物語が続くが、「龍馬の休日」と題された第45回は、下関で龍馬が妻・お龍と休日を過ごす夫婦の物語。第46回では土佐に戻った龍馬が姉・乙女ら家族とふれあう。いずれも龍馬がお龍や土佐の家族と過ごす最後の時となる。また第42回で紀州藩と対立した龍馬が長崎で歌を流行させて紀州藩を追いつめていくエピソードでは、歌手としても活躍する福山さんの美声を聞くことができる。

 伊勢谷友介さん演じる高杉晋作は、長幕戦争で三味線を持って戦場をさすらう。その姿は「まるで絵のよう」といいここも見どころの一つ。長州藩の奇兵隊メンバーと花見をするシーンで撮影を終えた伊勢谷さんについて「これ以後、高杉晋作といえば伊勢谷さんのことを思い出すんじゃないかというぐらいに、ビジュアル的にも(高杉役に)はまった伊勢谷さんがのりにのった演技を見せてくれている」と太鼓判を押した。また第47回では武田鉄矢さん演じる勝海舟が復活、京都で龍馬と再会する。

 「何が龍馬を殺したんだということを掘り下げてやっていきたい」と鈴木プロデューサーが意気込むのが暗殺の場面。実行犯の背後にいる黒幕については、現在でもさまざまな説が取りざたされているが、鈴木チーフプロデューサーは「僕らはこういうことじゃないかと思いますという仮説でしかない」といいながらも「(誰なのか)分からせようと思っています」と発言。注目が集まる場面だけに「どういう形になるかは、ぎりぎりまで粘りたい」と慎重な姿勢をみせている。「福山龍馬を切りたい」と売り込みの激しい佐々木ら実行犯の配役については、岡田以蔵役に佐藤健さん、西郷隆盛役に高橋克実さん、第4部から登場する大久保利通役に及川光博さんなど独特のキャスティングをしてきた「龍馬伝らしいキャスティングを最後まで貫きたい」と語っている。

 また、暗殺犯に襲われた龍馬が発する最期の一言について、福山さんと既に話し合ったといい「福山さんは第7話で龍馬の父・八平が言った『自分の命を使い切って死ななきゃいかん。それが大切だ』というせりふを受け止めてここまでやってきたと語り、福山さんは『命を使い切る』みたいなことが言いたいと言っていた」と明かした。「最後の一言、なんとつぶやいて死ぬのかという、そこが僕らのメッセージだし、(脚本家)福田靖さんのメッセージになると思う」という。

 福山さんについては「キャスト、スタッフが120%の力で走ってきた。かなり体力的には限界に近い。その中で福山さん、(岩崎弥太郎役の)香川(照之)さんが大きな声を出して引っ張っていってくれていることで今、最後に向けて頑張っている」とそのリーダーシップを絶賛。回が進むにつれて福山さんの演技には「最初のころに持っていた柔らかい感じ、優しさ、マイルドさが戻ってくる」といい、「いろんな経験を経た龍馬が原点回帰する。修羅場を経てマイルドになって原点に戻り、強い静けさを持った龍馬を福山さんが意図的に演じてくれている。味方だと思ってきた人がどんどん敵になって、この世界に(お龍と)2人しかいないというような厳しい状況の中でも笑顔を忘れず立っているそんなイメージ」と評した。

 大政奉還に向け、薩摩藩、長州藩、幕府、朝廷……と敵が増えていく龍馬。鈴木チーフプロデューサーは企画段階で番組タイトルが「龍の遺伝子」だった時期があったことを明かし、龍馬の死について「『いい人は死んでしまう』とか、『純粋な人は俗なものに殺される』ということで終わるのでは、非常に無残な話。そうではなく、龍馬の遺伝子、志が受け継がれ、龍(りゅう)の遺伝子を持った人たちが、日本中に散らばって、僕たちの時代までも続いている。今もなお、龍の志を持った人が生きているし、見た人がそういうふうに生きなきゃいけないって思う。そのことが(第4部「RYOMA THE HOPE」の)HOPE、のぞみにつながっている」とタイトルに込めた番組の思いを語った。

 「龍馬伝」は、坂本龍馬の33年の生涯を、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の視点から描いたドラマ。総合テレビで毎週日曜午後8時から放送中。(9/20 毎日新聞デジタル)


 
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