大阪龍馬会

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小松帯刀137回忌 子孫ら参列「名を全国に」

2007-07-18 10:36:09 | 幕末ニュース
 来年放送されるNHK大河ドラマ「篤姫」で、主要人物の1人として描かれる薩摩藩家老、小松帯刀の137回忌法要が17日、日置市日吉町吉利の静浄寺で営まれた。墓の管理などを続ける地元住民らの顕彰会(鳥浜達夫会長)が毎年開いている。今年は帯刀の子孫で日本酒メーカー「大関」(兵庫県西宮市)の橋本康男社長が出席し、「ドラマに合わせ帯刀の名を全国に発信したい」と力を込めた。
 帯刀は喜入領主の肝付兼善の三男として生まれ、吉利の領主だった小松家の養子となった。墓のある園林寺は明治の廃仏棄釈で途絶え、法要のあった静浄寺が小松家の菩提(ぼだい)寺となっている。
 「大関」を経営する長部家は小松家と親類関係にあり、橋本社長は帯刀の玄孫(やしゃご)にあたる。鹿児島市にある銅像の建立などにも協力し、子会社の吹上焼酎(南さつま市)は「小松帯刀」銘柄の焼酎を販売している。
 橋本社長は、鹿児島への墓参は2回目。「地元の人々がこれほど帯刀を大事にしてくれることに感謝したい。大河ドラマで帯刀の名が全国に知られればうれしい。日本酒にも帯刀ブランドをつくり、世界にも発信したい。商才のある人だったそうなので、喜んでくれるだろう」と話した。
 法要には顕彰会メンバーら約30人が出席。「ドラマ放映を一過性のブームに終わらせることなく、帯刀の功績を伝えていこう」などと話し合った。
 小松帯刀は幕末を中心に薩長同盟や大政奉還の立役者として活躍したが、1870(明治3)年に病死したことなどから、「幻の宰相」といわれる。

南日本新聞 7/18


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