大阪龍馬会

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幕末、勝海舟が設計 「台場」に関所あった 枚方の遺構 入り口部分を発見

2008-12-18 23:59:01 | 幕末ニュース
 幕末に勝海舟が設計し、淀川沿いに築かれた砲台跡「楠葉台場」(大阪府枚方市)の発掘調査で、虎口(こぐち)と呼ばれる台場の入り口の一部が見つかり、17日、同市教委が発表した。虎口は、大阪から京都へ向かう京街道の関所への入り口とみられ、京街道の経路を変更し、台場内部に関所を設ける全国で例のない構造であることが裏付けられた。


 同市教委は「幕府側が、長州藩など敵対勢力が京都に入ることを防ぐことが狙い。大阪から京都へ向かう交通の要衝で、幕末に奔走した坂本龍馬や大河ドラマ『篤姫』の小松帯刀らも通ったのでは」としている。


 今回の調査では、虎口の石垣部分や柱の一部を発見。また、京街道が通っていたことを裏付ける盛り土の跡も確認された。


 楠葉台場は、京都府立総合資料館で平成9年に発見された楠葉台場の設計図から京街道を台場のなかに引き込み、関所があるとみられていたが、虎口の発見で、砲台としての機能のほかに関所としての役割を果たしていたことがあらためて証明された。


 台場は幕末、外国船からの国防のため、全国各地で築かれたが、河川沿いに築かれたものは珍しく、遺構が残っているのは楠葉台場だけ。


 楠葉台場は、京都防衛の責任者として幕府から派遣された会津藩主・松平容保が提案し、幕臣の勝海舟が設計した。


 同市教委の竹原伸二さんは「街道を引き込み、関所を設けた特異な構造は緊迫した当時の情勢を物語っている」と話した。

12/18  産業経済新聞社



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