大阪龍馬会

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長身 竜馬、実は169センチぜよ

2007-11-12 10:23:52 | 幕末ニュース
 幕末の志士で6尺(約180センチ)とも5尺8寸(約174センチ)ともいわれ大柄とされていた坂本竜馬の身長が169センチだったという研究結果が5日、明らかになった。肖像画の着衣や所持品などから身長を推定する方法を2人の学者が開発。その結果、竜馬は平均よりは大きいものの、イメージよりは小柄という結果になった。
 司馬遼太郎氏の小説「竜馬がゆく」の主人公で知られ、大柄とされてきた幕末の風雲児・竜馬の身長は、高くても169センチだったという寂しい研究結果が出た。
 算出したのは北里大の平本嘉助講師(解剖学、10月死去)と山梨県甲州市郷土研究家の矢崎勝巳さん。2人は肖像画などで人物とともに書かれている着衣や所持品をヒントに、解剖学的に身長を推定。
 竜馬の場合、ほとんどの和服の襟幅が当時から6センチか6・5センチのいずれかであることに着目し、全身写真で身長を計算すると156~169センチとなったという。平本さんによる江戸時代の男性の平均身長は160センチ弱。竜馬はかなり長身といわれてきたが実は平均より少々高い程度。現代では、お笑い芸人のリトル清原氏や小泉純一郎元首相と同じ高さだ。
 また、上杉謙信との川中島の戦いや、「風林火山」の旗印で知られる武田信玄は、肖像画で持っている扇子の大きさを徳川将軍が使っていたとされる現存の扇子を参考に推定。身長と関係があるという左上腕骨を31・5センチと見積もったことから身長は約162センチ。フィギュアスケートの浅田真央選手と同じとなった。
 このほか豊臣秀吉の側室「淀の方」は、着物の襟幅と肖像画の方法により約168センチと推定。秀吉亡き後、豊臣家を守るために奔走した強力なキャラクターで知られる「淀の方」だが、今の世ならカリスマモデルの蛯原友里さん、女優の長澤まさみさんと同じスタイルとして注目されていたのかも知れない。
 また小説家の樋口一葉は写真の襟幅から141~6センチ、戦国武将の加藤清正は肖像画の扇子から159センチと計算した。
 だがこれらの方法も限界がある。肖像画から推定する場合、没後に描かれたものや写実性に乏しいもの、腕の長さが分かりにくい衣服を着たものは不適当という。武田信玄の肖像画も本人であるかは確定していない。矢崎さんは「推定なので誤差があるが、歴史を楽しむ方法としては面白いと思う」と話している。

11/6 スポーツ報知


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