オーガニック農HOWの日記

食べる側からの農への取り組み。EM自給菜園的生活の日記です。

秋の野の花を活ける日

2008-10-18 22:27:33 | Weblog
市のイベントで花を活ける機会が時々あります。
今日は、写真家の今森光彦さんと画家の弟さんの対談、里山フォーラム。
テーブルフラワーと野の花のブーケ。
いつもオマケのブーケも作っておきます。

野の花のアレンジが似合うのは、この今森さんの里山をテーマにしたフォーラム。

スマ子さんの庭に咲く野の花、美栄子さんとこのバラを朝切ってきました。

活けていて幸せな気分になれます。
朝日の差し込む明るい作業場で、花達とおしゃべりをしながら活けています。
いつものことですが、自分ながら、どんな花がどう活けられるのか、何も考えていないのです。
ただ、手と鋏が動いて、かたちになっていくとしか、説明のしようがないのです。

花屋さんの花は使いません。
こちらに来るまでは、花を活ける仕事では、生花市場や切り花生産農家や花屋で花材を選んだり注文していました。
仕事とはいえ、とてもしんどく息苦しく感じていました。
自然でやさしい花の表情が出せないのです。
同じサイズ、同じ形、まっすぐで、葉っぱの数も一緒。
曲がったり、小さい大きいがない、つまり1本1本がお金で価値判断される花卉栽培の花ばかり。まるで生きた造花を活けているような感じでした。

今は、野に咲く花のアレンジしか引き受けません。
市から依頼のアレンジメント、ゼロが一桁低いのですが、不満に感じたことは一度もないのです。
幸せな気分で花を活けられるなんて、仕事冥利に尽きるではありませんか!

この野の花のアレンジメント、来年度から講座を計画しています。
普通のフラワーアレンジの教室とは内容も方向性も違いますが、市の開催するイベントの野の花アレンジや、フラワー装飾、ブーケを担当できるスペシャリストを育成することで、イナカシティーの花のおもてなしができます。
しかも、使う花はオーガニック、季節に咲く花ばかりです。

真冬は花は殆どありませんが、工夫すれば季節感の出るアレンジメントはできます。スペシャリストは、花を活けるだけでなく、花を育てることも学びます。
この続きは、気が向いたら書くことにします。

この3日間、いいお天気でした。
そうそう、昨日はPL宝塚教会に行ってきました。
吉田教会長と、建物周りの花壇準備。
バラを植えることになっています。しかもオーガニック。

吉田先生に、まこりんのバラのレッスン。
まずは、京成バラ園のバラの品種をインターネット、オンラインショップで見ることから。
HT,FL、CL,ANT,MINI、修景・・・
「なんのことかわかりますか?」
「ん? なんのこと?」
「FLはフロリバンダ、中輪房咲き。HTはハイブリッドティーローズ・・・」
バラの咲き誇るPL宝塚教会・・・いいでしょう?
え?宝塚は、歌劇のスミレの花咲く頃~♪で、すみれのイメージですか?
古い古い!
やっぱりバラですよ~。