気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ビンズイ・アトリ・ジョウビタキ

2022年11月17日 | ビンズイ・タヒバリ

遊歩道をぶらぶら歩いていると 前方の草地から小鳥が飛び立ちました。
鳥影が消えた先を目で追うと、公園の柵の向こうにビンズイの姿が

じっと立ち尽くして動きを観察していると、何かをついばみました。
顔をあげたビンズイのクチバシから白い蜘蛛の糸が伸びていました。






ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属

◆ビンズイ - eBird
https://ebird.org/species/olbpip?siteLanguage=ja




耳を澄ますとアキニレの葉の中からチピチピと鳥の声が聞えます。


木のあるほうへそっと近づいて目を凝らすと 
繁った葉の間に何羽ものアトリの姿が見えてきました。
むしゃむしゃと美味しそうにアキニレの実を食べています。



アトリ(花鶏)Brambling 全長約16㎝
スズメ目アトリ科アトリ属




ヒッヒッヒッ ヒッヒッヒッ 澄んだ鳴き声のする方を見上げると
電線にオスのジョウビタキが止まっていました。


オレンジ色の憎いヤツ♡


ジョウビタキ(尉鶲、常鶲) Daurian redstart 全長15cm
スズメ目ヒタキ科ジョウビタキ属


ある秋の日に 公園のはずれの遊歩道を歩いていて見つけた鳥たちです。
わずか50メートルほどの距離で三種もの冬鳥と出会えました。


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (6)
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ムネアカタヒバリ 頬染めて

2022年03月06日 | ビンズイ・タヒバリ

タヒバリの群の中に越冬数の少ないムネアカタヒバリが混じっていました。 

名前のとおり 成鳥夏羽は頭部と胸部が赤橙色になるそうです。
いまは冬羽で頬や喉のあたりがくすんだ赤橙色に見えました。



関西で見られるのは稀だと評判になり 一時は他府県からも数十人のCMさんが訪れていました。
日を追うごとに撮影する人は少なくなり 一人じっくり観たり撮ったりできるようになりました。



頭部から背中に黒褐色の縦斑~セーターの網目のような~があるのもタヒバリとの識別点です



ムネアカタヒバリはユーラシア大陸の北極圏に近いツンドラの草原で繁殖
東南アジアなどで越冬するそうですが その移動距離の長さに驚かされます。





この小さな体に長旅をする知恵とパワーが秘められているとは!
にわかには信じがたい驚異的な生態です。





ムネアカタヒバリ(胸赤田雲雀) Red-throated Pipit 全長約16cm
スズメ目セキレイ科タヒバリ属

タヒバリの仲間は多いですが、外見の特徴が似通っていて識別が難しいです。
今回のムネアカタヒバリを最初に見つけた方の識別願に感服です。

タヒバリ

タヒバリ(田雲雀)Water Pipit  全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属


◆eBird  ムネアカタヒバリ
https://ebird.org/species/retpip?siteLanguage=ja


気圧の変化が激しいせいか激しい眠気に襲われます。
二時間以上昼寝をしているのに夜も難なく眠れます。
あああ…またこんなに寝てしまった~と嘆かずに
素直に体の欲求に従うことにしています!
多少の悪夢には悩まされますが、気圧の影響でそういう方も少なくないとか。
最近では、テレビの天気予報でも急激な気圧の低下や上昇を報じる局があるそうですね。


最後まで見ていただきありがとうございました。
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タヒバリ こんなにも愛らしい!

2022年03月05日 | ビンズイ・タヒバリ

タヒバリは私にとって撮影が難しい野鳥のひとつです。

冬鳥として日本に渡ってくるタヒバリ 名前のとおり田畑で越冬するものが多いです。
私の近所の農耕地でもタヒバリの群をよく見かけますが、
とても警戒心が強く立ち止まってじっと見ているだけで遠くに飛び去ってしまいます。




これまでタヒバリを撮影できたのは遠くからほんの2~3度だけ
今年の冬にようやく近くからじっくり撮らせてくれる群に遭遇できました。



溜池から羽化した虫を捕食するため護岸壁に集まって来たセキレイたち
その中にタヒバリの群も混じっていました。



小さな虫を捕ることに集中しているタヒバリたち。
これまでの苦労が嘘のように生き生きした姿を撮らせてくれました。
人間が近くにいた方が猛禽類に襲われにくいと悟ってのことではないでしょうか。



タヒバリがこんなにかわいいなんて!!
冬枯れの田畑にまぎれてしまう地味で目立たない小鳥なので見過ごしてしまう方も少なくないようです。



長い後趾(こうし)=後ろの指の爪も撮影できました。



タヒバリ(田雲雀)Water Pipit  全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属

◆サントリー愛鳥活動 タヒバリ
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4644.html

名前にヒバリとつきますが、タヒバリはヒバリではなくセキレイの仲間です。
ヒバリと似ているでしょうか?



ヒバリ(雲雀) Skylark 全長約17㎝ 
スズメ目ヒバリ科ヒバリ属

春になってヒバリたちが空高く舞い上がりながらさえずりを繰り返す頃、
タヒバリたちはひっそりと海を渡って大陸の繁殖地へ旅立っていきます。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。



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ビンズイとモズ

2021年03月10日 | ビンズイ・タヒバリ

平地の公園で越冬していたビンズイたち
そろそろ繁殖地のお山へ移動する時期です。

今回の写真は二月下旬の撮影
ネコヤナギの芽がふくらみ始めた頃でした。





たぶんビンズイは私を警戒して枝に飛び移ったのだと思います。
しばらくじっとして地上に戻るのを待っていたのですが


なんだかそわそわし始めて
別の枝に移った後 遠くへ飛び去ってしまいました。


ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属


視界の隅で何か鳥が動いたので振り向くとモズ子さんが。
かわいらしい顔つきですがビンズイにとっては怖い天敵のひとつです。


モズ(百舌鳥)Bull-headed shrike 全長約20㎝
スズメ目モズ科モズ属


最後まで見ていただきありがとうございました。
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タヒバリの水浴び

2021年02月04日 | ビンズイ・タヒバリ

タヒバリはシベリアやアラスカなど北方で繁殖
冬鳥として日本の積雪の少ない地方に渡ってくるそうです。
ヒバリという名前がついていますが、セキレイの仲間です。

農耕地でタヒバリを見たのですが撮影できず在庫の中から
この時は、カモたちのいる池に水浴びに来ていました。
緑の草の上でタヒバリを見たのは初めてでした。



手前にいるのはオカヨシガモ♂






土手に上がって羽を乾かしていました。



タヒバリ(田雲雀)Water Pipit  全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属

2020年1月撮影。
遠かったのでデジタルテレコンで撮りました。
いつも見ていただきありがとうございます。
今回はコメント欄を閉じています。
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ビンズイ 枝先で

2020年11月28日 | ビンズイ・タヒバリ

秋になると近郊の公園や林で越冬するビンズイが見られます

地上で採食していることが多いのですが この日は枝に止まっていました。
片足で頭をかいたりあたりを見回したり なんだか落ち着かない様子です。














撮影後 ここを縄張りにしている先着のジョウビタキ♂が猛スピードで飛んできてビンズイと追いかけっこを始めました。
ブルーインパルスの曲芸飛行を高速再生しているような二羽の動き!私の腕で写真におさめられるはずもなく。

ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属


この植物は何でしょう?

ニラの花のように見えましたが 蕾の感じなどちょっと違うような?
ネットで調べると「ハタケニラ」というのに似ていますが 花期は春でした。

※ここあさんのコメントで秋にも開花するらしいと教えていただきました。
ここあさんありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。
https://flowers.hasma.jp/family/amaryllidaceae/

最後まで見ていただきありがとうございました。
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ビンズイ 松林にて

2020年04月10日 | ビンズイ・タヒバリ

三月中旬 松林近くの芝地でビンズイを見つけました

さかんに芝生をつついて小さな虫を捕食しているようでした

秋冬に何度か姿は確認していましたが 撮影できたのは今季初めてでした

夏には繁殖のため山地へ移動してしまうので 平地では見られなくなります










ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属



お花見の日に撮ったハナズオウ


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梅林のビンズイ

2020年02月29日 | ビンズイ・タヒバリ

梅林で見かけたビンズイ 

蜜を吸う鳥ではないので 花の多い枝には止まってくれませんでした

どこかさびしげな雰囲気の写真になりましたが 

一年ぶりに見返すと ひっそり控えめなビンズイらしいように思えます







2019年3月撮影


別の機会に撮ったのをもう一枚


ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属



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ビンズイ 半年ぶりに

2019年11月04日 | ビンズイ・タヒバリ

半年ぶりにビンズイに会いました

私の地域では越冬するため秋になると姿を見せてくれます

控えめで目立ちませんが特に好きな野鳥のひとつです






枝に二羽止まっていたのですが 人が通りかかって飛び去りました

以下の二枚は今年の一月に撮ったものです



じっと座っているとかなり近くまで来てくれました
今年も同じこの場所でビンズイに会いたいものです


ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属



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ビンズイと落ち椿

2019年05月02日 | ビンズイ・タヒバリ

ビンズイが二羽、落ちた椿の間で食べ物を探していました。

撮影中も、時折、背後でポトリと椿の花の落ちる音が聞こえてきました。


「赤い椿 白い椿と落ちにけり」 河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)



















ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝


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早春のビンズイ

2019年03月11日 | ビンズイ・タヒバリ
今年は冬鳥が少ないと言われますが、
ビンズイにはあちこちで楽しませてもらいました。






ヤブランの黒い実もレンジャクなどの野鳥が食べるそうです。
このビンズイは食べませんでした。ビンズイには大きすぎる?


梅林にて。
地上採食のビンズイにとって、花見客は招かれざる客かもしれません。

ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝









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ビンズイ 眉毛ふさふさ??

2019年02月09日 | ビンズイ・タヒバリ
鳥の目の上の眉のように見える模様を「眉班(びはん)」と呼びます。
ビンズイにもくっきり白い眉班がありますが、よく見ると、他の部分の羽よりふさふさして見えます。
模様というより、眉毛といったほうがふさわしいのでは?と思えてきます。













これほどビンズイを近くからじっくり眺められたのは、今シーズンが初めてです。
地味と言われますが、見れば見るほど魅力的な野鳥です。

ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝

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ビンズイ 松の下に

2019年01月21日 | ビンズイ・タヒバリ
松の木の下にビンズイが三羽。
食べ物を探して、ひっそりと歩き回っていました。













ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝

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ビンズイ ひっそりと

2018年11月20日 | ビンズイ・タヒバリ
夏に四国以北の山地で繁殖して、冬は根雪のない温かい地域へ移動するビンズイ。
季節によって棲みかを移動する「漂鳥(ひょうちょう)」ですが、
私の地域では秋になると姿を見せるので、冬の鳥のイメージです。

このビンズイも小群で移動してきて、先住のホオジロ雄に追われていました。
植え込みの中に隠れて、じっとホオジロの動きをうかがっているところです。






にょきっとのびたフキの花の向こうにビンズイが…





静かに立っていたら、鳥の方から少しずつ近寄ってきました。






このあたりにホオジロはいないので、ビンズイもゆったりしています。

ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝


ツワブキ(石蕗)
花期は10月から12月とのこと。寒さに強い花なのですね。


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タヒバリ 表情がつかめない・・・

2018年03月14日 | ビンズイ・タヒバリ
なんとかタヒバリをかわいらしく撮りたいのですが、なかなか上手くいきません。
表情がつかみにくくて目に光を入れるのがとても難しいです。









タヒバリはシベリアやアラスカなど北方で繁殖。冬鳥として日本の積雪の少ない地方に渡ってくるそうです。
ヒバリという名前がついていますが、セキレイの仲間です。
農耕地や河川敷などで冬を越す目立たないタヒバリ。
昨シーズンよりはましに撮れたので思い切って掲載!
もっと生き生きとしたタヒバリの姿を写したいです。


タヒバリ(田雲雀)全長約16㎝

今日、田園地帯を通ったら、あちこちでヒバリがさえずりながら空に舞い上がっていきました。


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