なんとかメジャー・デビューしたもののファーストとセカンドのオリジナル・アルバムの売れ行きが芳しくなかった。
70年代初期頃といえば、まだまだ日本人バンドによるフォーク・ロック系の音楽が一般大衆に浸透していない時代でかなり苦戦したように思えた。
何か決定的なヒット曲を出さねばならない状況に追い込まれたのだが、そのプレッシャーを跳ね返すが如く“心の旅”が起死回生の大ヒットとなり、続くポップで親しみやすいメロディーの“夏色のおもいで”や“銀の指輪”のシングルも立て続けにヒット。
ようやく一般的な人気を得て安泰の身となった。
そして、1974年ここからが彼らのスタートととも言える本領発揮の3枚目のスタジオ・アルバム、Take Off(離陸)が完成。
シングル盤とは方向性の違う、彼ら本来の音楽志向を重視したトータル・アルバム、即ち彼らが崇拝してきたビートルズのオマージュとでも言える作品集で、それらは単なる模倣ではなく彼らのオリジナリティーがしっかりと埋め込まれたものとなった。
バンド・メンバーの写真のコラージュされた大型ポスター(裏面は歌詞が記載)、ホワイト・アルバムのオマージュですかね。
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