久々にEPボックス・セットが日の目を見たので、押し入れの肥やしになっているLPボックス(ステレオ盤)もこの機会に虫干しでも。
LPボックスはビートルズの既発スタジオLP12作品に英盤LPに収録されなかった曲を集めたRarlitiesを合わせた計13作品からなり、1978年英盤ボックスが発売され、翌年日本盤(EAS500031-44)も登場となった。
そして3年後の1982年に商魂逞しくビートルズ結成20周年記念と称して同じボックス・セット(EAS66010-23)が再発された。ただこのセット英盤オリジナルでまとめられたと言うことで、米編集のマジカル・ミステリー・ツアーが含まれておらず、さりとて英盤のマジカル・ミステリー・ツアーEPも入っていない中途半端なものに...
再発盤は前回のものと少しばかり仕様が違った。それはレーベルの違いである。
ビートルズの初回盤は英国がEMI系のパーロフォン・レーベル、対して日本の国内マーケットではオデオン・レーベルを使用することに。
1968年にビートルズは自身の会社、Apple Corps Ltd.を興し、その傘下にアップル・レコードを設立。それによって1968年の2枚組アルバム、The Beatles(俗にホワイト・アルバムとも呼ばれた)からアップル・レーベルを採用した。
日本ではホワイト・アルバム以降の新譜及び再発盤にアップル・レーベルが採用されていくことに。
ただこのボックス・セット不思議な事に、全てのレコード・レーベルがオデオンとなっている。デビュー・アルバムからサージャント・ペパーズのアルバムまでオデオンで、それ以降はアップル・レーベルか、もしくは1979年のボックス・セットのように再発盤という認識で全てアップル・レーベル統一されるなら話はわかるが...
因みに同時期に当時買い逃したモノLPボックスなるも20周年に合わせて発売され、これらのレーベルも何故か全てオデオンで統一されたらしい。
(盤のシリアル・ナンバーは印刷されていない。因みに80年代半までバラで販売されたホワイト・アルバムの最終のシリアル・ナンバーの刻印は手持ちの最終プレスでは43万台。このアルバムの価格はLP2枚分ぐらいになるから、ほぼミリオン・セラー達成ですかね。凄いの一言)
(オデオン・レーベルのホワイト・アルバム、なぜかしっくり来ない。右京さんの様に細かいことが気になるのは私だけか?)
ところで、大したネタでも無いのにつらつらと書き綴ることに何か意味でもあるの?と問われると特に返す言葉も無い訳で。
ビートルズだからと盲目的に大枚を払い、殆んど聴かずに押し入れの肥やしに追いやった自身を反省するためって事で...