心機一転、アップルからワーナー・レーベルに移籍したのだが、契約関連のもつれで御難続きだったバッドフィンガー。
ワーナーからのセルフ・タイトルのデビュー作は、ほぼお蔵入りと思われていたアップルでの最終アルバムを嫌がらせで1973年末の予定発売日にぶつけきたことから、新譜の発売日を翌年2月に延期。
個人的にはそれほど悪くない出来のアルバムとは思ったが、アップル時代のDay After Dayのようなキラー・チューンが無かったことからなのか成功を収められなかった。
(Ass、ロバが彼方に差し出されたにんじんを物欲しげに眺めている。すなわちワーナーから移籍金として提示された大金を愚か者が眺めていると言う皮肉ですかね?実際ここまでやるかって思っちゃいますね。)
それにもめげず、ツアーを続け同年第2弾のアルバム、Wish You Were Hereを出す。キャッチーで中々の力作だったが、当時ワーナーとバッドフィンガーのマネージャーとの訴訟の煽りを受け、レコード会社からの充分な販促プローモーションを受けられず残念な結果に。
さらに次のアルバムを制作するも、レコード会社から訴訟継続中ってことで販売に至らず。その状況に絶望したピート・ハムは自殺してしまう最悪の状態に…
1990年再販専門のライノから、彼らのワーナー期とその後のベストアルバムが発売されその幻のアルバムの一端が音源化され、バッドフィンガー節のパワー・ポップのLay Me Downは久々にいい気持ちにさせられた。
更に2000年にはオリジナル・アルバム、Head First及びボートラをてんこ盛りした2枚組のCDが突如でたので買ってみた。
ギターのジョーイ・モランドが脱退し、ボブ・ジャクソンが新たに加入。
当時完成したテープをワーナーに差し出したとの事だったそうだが、一聴した印象では少々荒さが目立つプロダクションで、もう一捻り丁重に取り組んで当時レコード化したらそこそこヒットしたのではないかと言う印象だった。
本当、惜しいバンド無くしてしまった。
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