CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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ワンマン・バンドじゃないよ

2023年06月27日 | AMERICAN ROCK/POPS

60年代末期、ジェームス・ギャングで活動していたジョー・ウォルシュは71年、The Whoのツアーでの前座をこなし人気が上昇していたバンドから脱退し、3人編成のバンド、バーンストームを立ち上げ、翌年にセルフ・タイトルのアルバムを発売。

続くアルバムは何故かバーンストーム名義ではなく、ジョー・ウォルシュ名義でソロ・アルバム、The Smoker You Drink. The Player You Get.が1973年に出た。このアルバムからシングル・カットされたRocky Mountain Wayがそこそこヒットし、ジョーの知名度も更にアップ。

メンバーは1作目と同じ、ジョー・バイタル(Drums)、ケニー・パサレリ(Base)と新たにキーボード奏者が加入し4人編成。しかし他のメンバーも曲の提供やリード・ボーカルを取ったりと通常のソロ名義のアルバムとはひと味違うバンドとしての一体感がある。

また、ジョーはギターだけでなくキーボードも操り、フーの前座時代にピート・タウンゼンドから影響を受けたのか、この時代の他のアメリカン・ロック・バンドとは一味違うシンセ演奏もこのアルバムの聴きどころ。

因みにプロデューサーがジェームス・ギャング時代からずっとビル・シムジクだった事からイーグルスにグリン・ジョンズの代わりのプロデューサーとしてビルを紹介、その関係から後に本人もイーグルスに加わることに。