70年代、3大とか4大プログレ・バンドって格付けがあり彼らに夢中になっていた頃、実はもう1組偉大なプログレ・バンドが存在していたのを知らなかった。
そうGG、ジェントル・ジャイアントのこと。
シャルマン3兄弟を中心に高度なテクニックを持つマルチ・インスト・プレイヤーが集まり、特に何回聴いても難解な芸風が重度のプログレ病に感染しているファンの心を鷲掴み。
ただそんな噂を聞いてはいたが、当時プログレ・ロック友の会ノービス・クラスの末席だったオイラはまだまだ手が出ない存在であった。
それから周回遅れで80年代にようやくCD化された彼らのアルバムを購入。
彼らの1972年の3枚目のアルバム、Three Friends。
(Three Friendsのアメリカ盤のジャケット。アメリカでは当時ファースト・アルバムは未発売で、アメリカにおけるサード・アルバムにはインパクトのあったUK盤ファースト・アルバムのデザインを採用)
芸風としてはジャズ・ロックって印象で上品て言葉が当てはまるかどうか定かではないが、複雑な構成にも関わらず高度なレベルの演奏やコーラス・ワークがクールにサラッと流れて行くって印象ですかね。
アルバムの内容は、幼い頃からの仲良し3人組が学校を出てそれぞれが異なる別の職業に就いて離れ離れとなり思い描いた人生とは全く違った、てなストーリが語られるコンセプト・アルバム。
確かに今思えば気心の知れた友人たちとつるんだ学生時代が一番楽しかった。