CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

マニアにおすすめ

2023年06月28日 | Bob Dylan, Byrds, Band and etc.

のっけからゴスペル調のフォーク・ロック。そしてブルースありカントリーあり、更にジャクソン・ブラウンのJamaica Say You Willのカバーもと結構バラエティーに富んだアルバム。

オリジナル・メンバーがロジャー・マッギンだけになり1969年のアルバム、Mr. Byrds And Mr. Hydeでスタートを切った新生バーズ。

それから4枚目に当たるオリジナル・アルバム、Byrdmaniaxが1971年に出た。前作と前々作の評判もよく当時精力的にライブ活動にこなしていた彼等だが、何故かこのアルバムの評判が良くなかった。

(このアルバムの内容とはリンクしないと思われるデス・マスクのジャケにビビってアルバムの購入意欲が削がれたのだろうか?)

(何故か我が家にはSQのクアッド盤が... バーズを4チャンで聴く必要があるの?)

プロデューサーのテリー・メルチャーがコーラスやストリングスをバンドの了解を得ずにうオーバー・ダブしたとかアルバム制作に於いて色々フリクションがあったみたいだが....

まあバンドとしてはもっとシンプルにやりたかったのかもしれないが、今聴けば特にそれらのオーバー・ダブが聴き苦しいとは感じず、なぜこのアルバム売れなかったのかな?

もちろんデビュー当時のMr. Tambourine Manを歌っていた頃とは趣は違うが個人的にはいいアルバムだと思う。

少なくともバーズのマニアにはおすすめのアルバムであることは間違いない。

そうオイラはByrdmaniax。


脱獄成功!

2023年06月28日 | BRITISH ROCK

アメコミによく出てくるような超支配者が管理する監獄、Dimension 5から脱獄に成功した4人が、自由を求めて最終戦争を起こすきっかけとなる。その結末は如何に… 

シン・リジィの1976年に出た6枚目のアルバム、ジェイル・ブレイク。

アイルランド出身のフィル・ライノット(ベースとボーカル担当)が中心となり、フォーク・ロック系のサウンドでスタートしたものの、残念ながらそれほどインパクトを残せなかった。

ツイン・リードにスコット・ゴーハムとブライアン・ロバートソンを固定した前作あたりでメロディアスかつハード色をより打ち出し、このアルバムでタイトル通り遂にブレイクに成功。(全英10位、全米18位)

アメリカ遠征で当時売り出し中だったバックマン・ターナー・オーバードライブやボブ・シガーなどの前座を務めたことがバンドのサウンドに大いに影響を与えたと思われる。

シングル・カットされヒットしたJailbreak、 The Boys Are Back In Town、Cowboy SongにEmeraldなど聴きどころ満載。