風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

新宿山ノ手七福神めぐりスタンプラリー

2011-09-25 | 東京

9月25日に、新宿山ノ手七福神めぐりをしてきました。
この新宿山ノ手七福神めぐりスタンプラリーの期間は、9月いっぱい。
普通、七福神めぐりといったら、お正月の幕の内に行うものなのでは?と思いますが、ちょうど涼しくなり、外を歩きやすくなってきた頃なので、このタイミングなら、震えることもなくお参りできそうです。



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○ スタート駅(代々木)

距離は約6.5km、所要時間は2時間半とのこと。
時間は2時半を過ぎたあたりです。お寺は5時で閉まってしまうため、あまりのんびりしていては、間に合いません。

まずは代々木で降りて、スタート駅のスタンプを押します。
それから新宿三丁目方面へ。
各お寺では、七福神スタンプがこんな風に準備されていました。(永福寺にて)


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① 布袋和尚(太宗寺・たいそうじ

まずは、布袋和尚を祀る太宗寺へ。
新宿2丁目にあるお寺です。
日中とはいえ、新宿公園の辺りは、なんだかけだるげな怪しい雰囲気がただよっていて、こわくて道も聞けません。
ゴルフ洋品店で道を聞いたら、「まだ日が高いとはいえ、近道は怖いよね」と、大通りを教えてくれました。
住民の方もわかってくれていて、ちょっとほっとしました。


ここは浄土宗の寺院。お寺入口には、巨大なお地蔵様が鎮座していました。
江戸六地蔵尊の、銅造地蔵菩薩坐像だそうです。この大きさに、人々の祈りが込められているんでしょうね。
また、塩かけ地蔵もありました。塩まみれの顔は、とけたのか、もともとないのか、すっかりわからなくなっていました。



更に、このお寺には、都内最大の閻魔様がいます。
格子の間から覗いてみたら、すごい迫力の閻魔様がこちらをカッと睨みつけていました。
深川の方にも閻魔殿がありましたが、それよりも大きいのでしょうか。
その横には、三途の川で死者の洋服をはぎ取る奪衣婆がいて、怖くて泣きそうになりました。
(リンクで写真が見られます)
肝心の布袋さまは、かわいらしく黒々としていました。

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② 恵比寿神(稲荷鬼王神社

それから、足早に靖国通りに出て、明治通りを北上し、稲荷鬼王神社に向かいました。
前に友人とお参りしたのは、この神社です。
ここで早々に挫折し、あとは花園神社をお参りして、まあよしとしたのでした。
今回も、花園神社の前を通りましたが、まだ先は長いので、鳥居の前でお辞儀をしただけで通り過ぎます。



稲荷鬼王神社に着きました。鬼王とはすごい名前ですが、魔を倒す鬼の王という意味で祀られているそうです。
鬼という名前がつくのは、全国でここだけなのだとか。
境内奥には、富士塚があり、霊感はサッパリない私ながら、ここはなんだか強い空気のようなものを感じました。
この時は、あまりじっくりとは拝観しなかったので、ここの水琴窟の音色を聴きに、また訪れようと思います。

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③ 寿老人(法善寺

今度は、職安通りを西に進みます。
この職安通り、鬼王通りとも呼ばれているそうで、神社の威力を感じます。
東新宿交差点では、モダンで巨大な建物に驚きました。
消防署でしょうか。



まっすぐ歩いて、抜弁天交差点につきました。
ここを曲がり、細いまねき通りを歩いていきます。
少し不安だったので、自転車でパトロールしていたおまわりさんに道を聞きました。
新宿は、治安が悪いためか、人が多いためか、パトロールポリスをたくさん見かけるので、心強いです。



日蓮宗の寺院、法善寺は静かな境内でした。
本堂にはあざやかな色の七面明神像が安置されています。
江戸一番に勧請されたそうです。
境内の淨行菩薩像も、美しいたたずまいでした。

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④ 福禄寿(永福寺

抜弁天(ぬけべんてん)交差点に戻り、道路向こうの永福寺を目指しました。
ここでも入る道がわからなくなり、タバコ屋のおじさんに聞きました。
みんな親切に教えてくれて、助かります。



ここは曹洞宗の寺院。大きな如来像と地蔵菩薩像が静かに参拝者を出迎えてくれます。
福禄寿の祠は、本堂向かいに独立した、少し離れた場所にありました。
お参り後に祠の中をのぞくと、仏像のようなくっきりした形のものではなく、磨かれた石があるようでした。
ここだけが、天然石を安置しているんだそうです。

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⑤ 辨財天(抜弁天厳嶋神社)(西向天神社

再び抜弁天交差点に戻ります。
交差点の名前にもなっている弁天さま。さぞかし大きいのだろうと思いましたが、無人の祠でした。
池には緋い金魚が泳いでいるんですが、人の気配はありません。



おや、スタンプはどこに?とうろうろと探したら、御朱印などは西向天神社でお受けしますとの張り紙を発見。
別の場所なんですね。少し鬼王通りを戻る感じになりました。
西向天神社は、社殿を太宰府の方角となる西向きに造っているため、西向(にしむき)天神と呼ばれるそうです。
弁天さまの神社よりも大きな社でした。



この辺りになると、暑さもこたえ、少し足もだるくなってきて、その場にスタンプがなかったことに若干しょげながら、歩を進めていきました。

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⑥ 大黒天(経王寺

三たび抜弁天交差点に戻り、更に通りを西に進みます。
都心ながら、意外と起伏が多く、(サンダルじゃなく、ちゃんとスニーカーを履いてきてよかった)と思いました。
ひたすら西に歩き、若松町交差点のところで大久保通りに移ります。
今まで少しずつ登り道だったのですが、今度は一気に下り坂になり、(これで道を間違えて、またこの坂を登るのは嫌だなあ)と思いましたが、そのまま歩いていきました。

と、途中で何か大がかりな準備をしている人たちがいました。
ここはどこだろう?と見上げたら、そこが経王寺でした。
急な石段の上では、写真展が催されており、この日の夕方にも何かイベントが行われる様子でした。



お参りしていただいたパンフレットを読んで、このお寺が、以前田口ランディ発案で東北・関東大地震のアノニマス・エイド『東京慰霊祭』が行われた場所だったと思い至りました。
サイトもかなりきちんと作られており、広報に力を入れているお寺だという印象です。

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⑦ 毘沙門天(善国寺

残り一社になりました。場所も知っているところなので、安心して歩いていきます。
神楽坂に近づくにつれ、通りは華やかになりました。
休日の神楽坂は人であふれ、にぎやか。
坂の上に、目指す善国寺がありました。



ここはいつも、夜に食事に来た時に前を通るばかりで、実際にお参りしたのは初めて。
珍しい、狛虎をしげしげと眺めます。狛犬ではないけれど、虎にも見えないような・・・。



お堂の中は金がほどこされ、絢爛豪華でした。
ここでお寺スタンプは終了です。ふー、やりました。

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○ ゴール駅(飯田橋/あおもり北彩館)

最後に、ゴール駅である飯田橋のスタンプをもらいにいきました。
でも、スタンプは神楽坂側の西口ではなく、東口にあるとのことで、ホームを延々歩いていきました。
スタンプをもらい、再びホームをてくてく戻ります。
ちょっと不便ですが、JR主催なので、仕方がないということでしょうか。

西口に戻ってから、あおもり北彩館へ行きました。
ここは青森県のアンテナショップで、よく利用してはほたて味付けごはんや青森シャモロック、りんごファイバークッキーなどを買っています。
ここで、完歩記念品をもらいました。
青森ひばの芳香剤に、青森ゆるキャラのクリアファイルとペン。



私、ひばの香りは、木の中で一番好きなので、嬉しいです。
そして、青森にゆるキャラがこんなにたくさんいることを知って、ビックリ。
この日も北彩館で、りんご花びら餅を買って帰りました。

新宿七福神は、車通りの多い道をずっと歩いていくため、道すがらの楽しさは今一つですが、やはり七つ周った達成感は大きいです。
今まで歩いたことのない道を通ったのも新鮮でした。
ゴールしたのは5時前。予定通りです。万歩計は15000歩くらいいきました。

お正月、お雑煮の食べ過ぎで身体が重くなったら、お散歩がてらお参りしてみると、ヘルシーでいいかもしれませんね。



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