11.高山本線高山の駅取材と149分-高山の彷徨
下呂を11:35に出発した列車は12:34に高山に到着した。
高山駅は単式1面1線と島式島式1面2線の、
計2面3線の地上ホームを有する高山本線の駅である。
東口側の単式ホームは1番線に付番され、上り主本線となっている。
島式ホームは2番線、3番線に付番され、
2番線は下り主本線、3番線は上下線の副本線となっている。
1934年10月25日に飛騨小坂から坂上まで延伸して全通、
飛越線が高山線に編入され、岐阜から富山までが高山本線となった。
高山駅もこの全通と同時に開業した。
以前は東口側のみに駅舎があり、島式ホームとは地下ホームで繋がっていた。
木造大壁造の旧駅舎は開業当時から使われていたもので、
2014年12月1日に使用終了、仮設駅舎に移管され、
東西自由通路「匠通り」が2016年10月2日に完成し、
橋上駅舎と西口(白山口)の供用が開始された。
橋上駅舎化されていて、東口(乗鞍口)と西口(白山口)を結ぶ、
東西自由通路「匠通り」には高山の文化を伝える展示物が設置されていた。
高山からは15:17発の特急「ひだ11号」で富山に行くことになっていて、
乗り換え時間は2時間29分になる。
駅取材の前に事前にネットで調べておいた「ちとせ」に行く。
ここで昼食として飛騨高山ラーメンを喰った。
駅取材しても時間はまだ余っている。
空には黒い雲が出てきたが、それでもまだ雨の降る気配はなかった。
そこで三町伝統的建造物群保存地区に行ってみることにする。
江戸時代に建てられた伝統的な建物が残る地域であり、
古民家を利用した飲食店や土産物店などもあり、観光地になっている。
その中には「玉の井」で知られる二木酒造などもあった。
飛騨高山まちの博物館などで時間を潰し、駅に戻ることにした。
空には相変わらず、黒い雲が蔓延っていたが、
まだ雨は降っていなかった。
しかしこの黒い雲がこの先の予定に影響を与える、
暗雲であることを示唆していたが、この時点ではまだ気付いていなかった。