林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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四国バースデイきっぷの旅8.

2012-11-30 | 鉄道・旅行
 8.土佐くろしお鉄道の現状-ごめん・なはり線

高知駅で乗り込んだ土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の列車は、
快速運転で終点の奈半利駅まで行く。
日曜だったが学生が多く、立ち客も沢山いた。
しかし途中で大半が降りてしまい、そのあとは車内もゆったりしていた。
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線は正式には「阿佐線」という名称であるが、
一般的には愛称の“ごめん・なはり線”で統一されている。
日本鉄道建設公団の建設線であった「阿佐西線」を引き継ぎ、
土佐くろしお鉄道が建設、開業させた路線である。
もともとは改正鉄道敷設法別表第107号に掲げる予定線であった、
「高知縣後免ヨリ安藝、徳島縣日和佐ヲ經テ古庄附近ニ至ル鐵道」として計画された路線の一部で、
昨日完乗した牟岐線や阿佐海岸鉄道阿佐東線もその一部である。
阿佐線は阿佐海岸鉄道側から阿佐東線、土佐くろしお鉄道側から阿佐西線として建設され、
最終的にはひとつの路線として接続される筈だった。
しかし結局甲浦と奈半利の間は建設の計画さえ立たないまま現在に至っている。
全線が非電化単線の42.7kmの路線で、大部分が高架で建設されている。
後免町から安芸の区間は1930年に全通した土佐電気鉄道の安芸線が走っていたが、
国鉄阿佐線の建設のために廃止、用地を売却した。
阿佐西線は1965年から建設が始まっており、土佐電気鉄道の路線売却によって用地を確保し、
建設工事が進められていたが、
1981年に施行された国鉄再建法によって工事は凍結され、
建設途中の高架橋などはそのまま放置されることとなった。
中村線を転換を目的に設立された第三セクターの土佐くろしお鉄道が阿佐西線についても引き継がれたが、
既に開業していた中村線の維持存続が主目的であったため、
開業後は中村線と接続する宿毛線の建設の方が優先され、
阿佐西線が完成し、土佐くろしお鉄道阿佐線、通称“ごめん・なはり線”が開業したのは、
安芸線が廃止されてから28年後の2002年となってしまった。
奈半利駅に到着したのは16:35で、空には相変わらず灰色の雲が蔓延っていた。



奈半利駅には「トンノ」という名のイタリアンレストランが併設されており、
ここで少し早めの夕食を喰ってもいいと思っていたが、
訪問した時間が半端だったらしく、ランチとディナーの中休みで閉店していた。
43分の滞在で折り返す列車に乗車して安芸まで行く。
空きの到着時間は17:38で既に光量的には限界に来ていた。
しかも天候が悪く灰色の雲が迫り出し、高知行きの列車を待っている間に本降りの雨が降ってきた。

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