林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

代役

2011-09-20 | 日記
いつの間にか、リリー・フランキーの代役になっていた。
テレビタレントとして番組に出演することになっていて、
昨日も若手芸人に混ざっクイズ番組に出た。
その番組でも優勝し、優勝賞金として100万円を獲得した。
しとかし番組が終わると俺がトイレに行っている間に賞金は若手芸人達の手に渡り、
そのまま何人かの芸人達はその金で飲みに行ってしまった。
テレビの世界ではクイズ番組の優勝賞金などはだいたい若手芸人の飲み代に変わるらしい。
それがテレビ業界の常識だ。
今日は芸能人が100人集まって行われるクイズ番組で、
最後まで残ったタレントには罰ゲームがあるというもの。
賞金はないのに罰ゲームがあるのはちょっと理不尽な気もしたが、
どうせ優勝しても本当に貰えるわけではないのでどうでもいいと思った。
回答者が100人もいたために狭いスタジオに全員を入れるのは大変で、
そのために回答席などはなく、渦を巻くように座布団が置かれていて、
そこに番号が振ってあり、
入場する時にテレビのリモコンをこと周り小さくしたような機械と番号札が渡される。
番号札は2番で、その番号の付いた座布団に座った。
番号渦の外から1から順番に振ってあり、かなり外側で、スタジオに出入口の外に出ていた。
スタッフの説明では優秀な順から番号付けしてあるということである。
番組は次々に出されるクイズに答え、2問正解した順に早抜けになる。
つまり渦の中心にいるタレント程、最後まで残る確率が高い。
その方がテレビカメラで捉えやすいということで、
かなり高く評価して貰っているとも云えるが、その分早く抜けなければならない。
これはかなりのプレッシャーである。
確かに隣は高学歴の評論家として有名な女性タレントが座っていて、
それだけでも緊張してきた。
番組が始まり、MCが番組の趣旨などをアシスタントの女子アナに向かって面白可笑しく喋り、
そしていよいよクイズが始まった。
1問目はモニターにイメージイラストともに昔話が語られはじめた。
入口で渡された機械は回答する意志を示すボタンとマイクが兼用になったもので、
素早くスイッチを押すと最初に回答権が廻ってきた。
「花咲かじいさん」と答えると、MCが大袈裟に「正解~!」と叫ぶ。
次にモニターに花の絵が映し出された。
それはシャクヤクの花だった。
空かさず回答ボタンを押したが、別のタレントの方が先に回答権を得た。
そのタレントが「シャクヤクの花!」と答えるが、
それはまだ問題の途中であり、「それを漢字で書くと…」となった。
そのタレントは「百薬」と書いたが、問題はそのまま続き、「芍薬」とモニターに映し出される。
更に問題は続き、「甘草とともに煎じた“芍薬甘草湯”という漢方処方がありますが、」となって、
「この芍薬甘草湯を用いた料理を作りなさい」というところで終わった。
スタジオ中央にはキッチンセットが用意された。
回答は料理名を答えるのではなく、その料理を作らなければならない。
スタジオには料理評論家や食通として有名なタレントが空の皿の前に座っており、
彼らが合格を出して初めて正解となる。
それを見て回答権取れなくて逆に良かったと思った。

※これは林檎乃麗が見た夢を文章化したものであり、
実在のイラストレーター兼小説家兼タレント、テレビ業界の常識、
クイズ番組の製作風景、漢方処方とその使用方法とは一切関係ありません。
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