8.篠ノ井線姨捨の駅取材-前倒しの往復
松本での昼食を諦め、予定より1時間早い、
12:30始発の長野行きに乗り込んで、姨捨を目指す。
充当されていたのはE127系100番台A2編成だった。
この車両に乗り込むのは、塩尻から小野、小野から塩尻、
塩尻から長野の3回に加え、4回目でった。
12:30定刻に長野を出発し、姨捨到着は13:14で、44分の旅だった。
JR姨捨駅は相対式2面2線の地上ホームを有する篠ノ井線の駅である。
駅舎側は1番線に付番され、下り中野方面が使用、
駅舎と反対側のホームは2番線に付番され、上り松本方面が使用する。
駅舎と反対側のホームとは跨線橋で結ばれている。
姨捨に駅が出来たのは篠ノ井線が1900年11月1日に、
篠ノ井から西条まで部分開業したのと同時で、
当時は蒸気機関車のための給水場の設置が目的であった。
そのため本線からは分岐して駅に入線する形になっており、
駅の先は行き止まりで列車はスイッチバックし、
ポイントを切り替えて本線に入線する形態になっている。
そのため姨捨に停車しない列車は入線せずに直通していく。
駅舎の反対ホームからは長野盆地が見渡せ、
日本三大車窓のひとつとなっている。
姨捨はスイッチバックの駅である。
松本方面からは本線を外れて姨捨駅に至る。
ここから更に長野方面に行くには、
姨捨からいったん松本方面に行き、
ポイントを切り替えて本線に入る。
姨捨駅には停車しない列車はそのまま本線を直通する。
山岳地域を上るためのスイッチバックというよりは、
給水場を確保するため、平地のこの場所に停車するためのものだ。
そのため、本線は駅よりは少し低い位置を直通する。
予定では姨捨の取材時間は1時間23分を予定していたが、
予定を1時間前倒ししたため、撤収時間も1時間前倒しが可能、
更には早めに取材は思ったよりも早めに終わり、
結果的には更に1時間早く、13:43に乗り込むことが出来た。