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林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

愛と青春の旅立ち-柵原ふれあい鉱山公園の旅22.

2024-03-05 | 鉄道・旅行

 22.高徳線の往復-引田の臨時駅取材

JR栗林駅に到着したのは10:16a.m.頃で、
高松を10:31に出る引田行きには十分に間に合う時間だった。
高松で時間を潰さず、ことでんでの移動は成功だった。
十分に駅取材して、ホームで列車の到着を待つ。
高松を10:31に出る引田行きは栗林に10:39に到着するダイヤである。

やってきたのは1500形2両編成だった。
平日だったためか、車内は学生で混雑していた。
乗り込んでから車内でスマホを駆使して途中下車して、
昼食を喰うところを探したが、見つからなかった。
引田行きは10:39に栗林を出発し、11:42に引田に到着する。
結局そのまま引田まで行くことにした。

予定通り、引田に到着し、その先の行動を考えた。
この先、徳島方面に行きたかったが、普通列車は13:00までない。
それどころか12時台は特急を含めて停車列車が全くない。
これが地方の鉄道の実態である。
仕方がないので徳島訪問は諦め、上りで高松に戻ることにした。
上りは12:07の高松行きがある。
これで高松に戻り、そのあと昼食を喰うしかない。

JR引田駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の地上ホームを有する高徳線の駅である。
発車番線は固定されておらず、
駅舎と隣接する単式ホームは1番線に付番、上下線が使用、
島式ホームは2番線、3番線に付番、
2番線は上り高松方面のみが使用、
3番線は下り徳島方面と引田で折り返す上り列車が使用する。
高徳線はその名の通り、高松市と徳島市を結ぶ非電化路線である。
高徳線としての敷設され最初に部分開業したのは1925年8月1日で、
高松から志度までの区間だった。
1926年3月21日には讃岐津田まで延伸、
1928年4月15日には引田まで延伸した。
この時、終着駅として開業した。
余談だが「引田」は「ひけた」と読む。

ここの駅舎には「カフェ・ド・カンパーニュ」という喫茶店が併設されていたが、
訪問した7月24日には閉店していた。
店の前には以下のような張り紙があった。

  閉店のお知らせ

 引田駅老朽化の為、前年の秋、
 JR四国及び東かがわ市より
 立退きの要請が来ました。
 熟考の末、残念ではありますが、
 本年6月末を持って閉店させて
 頂く事になりました。
 本当に長い間(23年)
 ご愛顧いただきました事を
 心よりお礼申し上げます。

1ヶ月前に来ていれば、ここで昼食を喰い、
そのまま徳島を目指すことが出来たかもしれない。

駅は無人だが、有人改札時代の窓口のところに、
「昭和引田駅舎のぽっぽや」という掲示があり、
有人駅であった時代にこの駅で働いていた人たちの写真が、
ボードに直接貼り付けてあった。
引田は終着駅として機能していた時代もあり、
在りし日の隆盛を残していた。

引田から折り返す列車に乗り込む時に改めて気付いたのだが、
2両編成の1500形のうち、前側の車両だけを使用し、
後ろ側の車両はただ連結され牽引されているだけだった。

電車と違い、気動車はエンジンを掛けていなければ通電できない。
車内の明かりや空調を使用する為にはエンジンを掛けなければならない。
そのため通勤通学のラッシュ時以外は、
燃費を考慮して1両のみで運行しているのだろう。
行きとは反対側の車両に乗り込み、高松を目指す。

コメント
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