5.りんかい線-品川シーサイドと東京テレポート
二又新町07:44発の東京行きに乗り込み、新木場まで行く。
ここでいったん改札を出て、隣のりんかい線の改札を入場する。
りんかい線は新木場から大崎までの12.2kmの区間で、
この路線を運営する東京臨海高速鉄道は、
東京都が90%以上の株式を所有する第三セクター鉄道であり、
そのほかJR東日本、品川区、銀行、証券会社、生保会社、損保会社などが出資している。
現在のりんかい線は国鉄が東京外環状線の一部となる京葉貨物線として計画され、
工事が完成していたにも拘わらず、
旅客転用されなかった新木場から東京貨物ターミナルまでを引継ぎ、
旅客線として開業させるために設立された。
この時、東京臨海副都心地区ので開催が予定されていた、
世界都市博覧会の輸送を担うことも期待されていたが、
都市博は1995年に中止が決定された。
第1期区間として新木場-東京テレポート間が1996年3月30日に開通した。
開業当時の路線名は臨海副都心線であったが、2000年からりんかい線に改称された。
新規工事も行われ、2001年3月31日には天王洲アイルまで延伸、
2002年12月1日には大崎まで延伸し、埼京線との相互乗り入れも開始された。
乗り込んだりんかい線も埼京線E233系7000系だった。
埼京線はりんかい線や相鉄線にも乗り入れていて、
E233系7000系は意外と広範囲で見かけることが出来る。
08:10新木場始発の電車で東京テレポートを目指す・・・つもりだったが、
時間的余裕があったため、急遽品川シーサイドを取材することにした。
品川シーサイドを含むりんかい線はほとんどが地下ホーム駅で、
そのため地上には地下への階段やエレベータ、エスカレータの出入口があるだけである。
駅の周辺を少し散策してから再び入場し、
08:38品川シーサイド発で2つ戻って東京テレポートに移動する。
東京テレポートは既に取材済だが、再取材したいのと、
隣接するダイバーシティ東京にあるユニコーンガンダム立像を取材したかった。
これを十分に堪能し、東京テレポートに戻る。
ここはフジテレビ本社にも近接していて、裏側からのフジテレビが見られる。
東京テレポートは島式1面2線の地下駅で、
1996年3月30日に新木場から東京テレポートまで開通した時に同時に開業した。
東京臨海副都心地区で開催予定だった世界都市博覧会へのアクセス路線として、
東京都が中心となって東京臨海高速鉄道が設立されたが、
世界都市博覧会は1995年に都知事となった青島幸男氏が開催の中止を決めた。
開催されたていれば最寄り駅となる予定だったために、駅構内は広く設計されている。
車両基地や本社も東京テレポートに接して設置されている。
また先月閉店したビーナスフォートも遊歩道の先に見える。