2009年上半期のビール類のシェアが発表になった。
ビール、発泡酒、第3のビールと呼ばれる「その他の醸造酒(発泡性)①」、「リキュール(発泡性)①」を含めた、
ビール類全体のシェア率は、麒麟麦酒が37.4%と3年ぶりに首位に返り咲いた。
2位はアサヒビールで36.8%、3位は12.7%、4位がサッポロビールで12.0%となっている。
また各種の割合はビールが49.1%となり、ついに全体の半分を割り込んでしまった。
やはり第3のビールが好調なところが全体のシェアを伸ばしているといえる。
麒麟麦酒の主力製品は、ビールが「一番搾り」であり、
発泡酒は「淡麗」のブランド名で、健康系の「淡麗ダブル」などがある。
「その他の醸造酒(発泡性)①」は「のどごし生」、
「リキュール(発泡性)①」は「スパークリングホップ」、「ストロングセブン」がある。
「一番搾り」はドライ戦争に敗れたキリンが起死回生をかけて1990年に登場させたブランドだ。
その後、「ラガー」とともにキリンの代表的なブランドへと成長した。
「淡麗」や「のどごし生」も好調なところが、麒麟麦酒のシェア率アップに貢献した。
アサヒビールの主力商品はビールが「スーパードライ」で、
発泡酒が「本生」であり、健康系の「本生・アクアブルー」などがある。
第3のビールでは「その他の醸造酒(発泡性)①」で「ぐびなま。」があるが、
基本的には「リキュール(発泡性)①」が中心で、
「極旨」、「あじわい」、「クリアアサヒ」、「オフ」と立て続けに出している。
アサヒはやはり「スーパードライ」が絶好調なところがシェア率に貢献している。
ドライ戦争に勝ち抜いて未だに会社の売り上げを牽引している。
サントリーは戦後になってビール業界に乗り込んできた会社で、
参入当時はまだ技術的にも未熟で、水の不味さがビールの味に出ていると感じていたが、
それでもサントリー特有の宣伝戦略で地道に売り上げを伸ばしていた。
サントリーのビールの主力製品は「モルツ」であり、
発泡酒は「マグナムドライ」のブランド、
「その他の醸造酒(発泡性)①」は「ジョッキ生」、
「リキュール(発泡性)①」は「金麦」となっている。
特筆すべきは最初に発売された発泡酒がサントリーの「ホップス」であるということ。
アルコール類の中でも税率の高いビールに対して、
それを打破しようと研究して造られたもので、
今の第3のビールの誕生の礎となった商品と云っていい。
サッポロビールの主力商品はビールが「黒ラベル」と「ヱビス」、
発泡酒は「北海道生搾り」、
「その他の醸造酒(発泡性)①」は「ドラフトワン」、
「リキュール(発泡性)①」は「麦とホップ」である。
サッポロにビールの主力製品が二つあるのはその歴史に由来する。
サッポロビールは札幌にあった官営ビール醸造所の大倉組への払い下げに始まり、
ブランド名をそのまま社名として札幌麦酒となったのである。
1906年に大阪麦酒と日本麦酒醸造と合併して大日本麦酒となった。
大阪麦酒のブランドが「アサヒビール」、
日本麦酒醸造のブランド名が「ヱビス」だった。
戦後、過度経済集中排除法によって朝日麦酒と日本麦酒に分社され、
日本麦酒が「サッポロビール」と「ヱビス」のブランドを引き継いだ。
1964年に再びブランド名を社名にしたのである。
参考:REI RINGONO Presents Beers
ビール、発泡酒、第3のビールと呼ばれる「その他の醸造酒(発泡性)①」、「リキュール(発泡性)①」を含めた、
ビール類全体のシェア率は、麒麟麦酒が37.4%と3年ぶりに首位に返り咲いた。
2位はアサヒビールで36.8%、3位は12.7%、4位がサッポロビールで12.0%となっている。
また各種の割合はビールが49.1%となり、ついに全体の半分を割り込んでしまった。
やはり第3のビールが好調なところが全体のシェアを伸ばしているといえる。
麒麟麦酒の主力製品は、ビールが「一番搾り」であり、
発泡酒は「淡麗」のブランド名で、健康系の「淡麗ダブル」などがある。
「その他の醸造酒(発泡性)①」は「のどごし生」、
「リキュール(発泡性)①」は「スパークリングホップ」、「ストロングセブン」がある。
「一番搾り」はドライ戦争に敗れたキリンが起死回生をかけて1990年に登場させたブランドだ。
その後、「ラガー」とともにキリンの代表的なブランドへと成長した。
「淡麗」や「のどごし生」も好調なところが、麒麟麦酒のシェア率アップに貢献した。
アサヒビールの主力商品はビールが「スーパードライ」で、
発泡酒が「本生」であり、健康系の「本生・アクアブルー」などがある。
第3のビールでは「その他の醸造酒(発泡性)①」で「ぐびなま。」があるが、
基本的には「リキュール(発泡性)①」が中心で、
「極旨」、「あじわい」、「クリアアサヒ」、「オフ」と立て続けに出している。
アサヒはやはり「スーパードライ」が絶好調なところがシェア率に貢献している。
ドライ戦争に勝ち抜いて未だに会社の売り上げを牽引している。
サントリーは戦後になってビール業界に乗り込んできた会社で、
参入当時はまだ技術的にも未熟で、水の不味さがビールの味に出ていると感じていたが、
それでもサントリー特有の宣伝戦略で地道に売り上げを伸ばしていた。
サントリーのビールの主力製品は「モルツ」であり、
発泡酒は「マグナムドライ」のブランド、
「その他の醸造酒(発泡性)①」は「ジョッキ生」、
「リキュール(発泡性)①」は「金麦」となっている。
特筆すべきは最初に発売された発泡酒がサントリーの「ホップス」であるということ。
アルコール類の中でも税率の高いビールに対して、
それを打破しようと研究して造られたもので、
今の第3のビールの誕生の礎となった商品と云っていい。
サッポロビールの主力商品はビールが「黒ラベル」と「ヱビス」、
発泡酒は「北海道生搾り」、
「その他の醸造酒(発泡性)①」は「ドラフトワン」、
「リキュール(発泡性)①」は「麦とホップ」である。
サッポロにビールの主力製品が二つあるのはその歴史に由来する。
サッポロビールは札幌にあった官営ビール醸造所の大倉組への払い下げに始まり、
ブランド名をそのまま社名として札幌麦酒となったのである。
1906年に大阪麦酒と日本麦酒醸造と合併して大日本麦酒となった。
大阪麦酒のブランドが「アサヒビール」、
日本麦酒醸造のブランド名が「ヱビス」だった。
戦後、過度経済集中排除法によって朝日麦酒と日本麦酒に分社され、
日本麦酒が「サッポロビール」と「ヱビス」のブランドを引き継いだ。
1964年に再びブランド名を社名にしたのである。
参考:REI RINGONO Presents Beers