ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

無地

2005年04月29日 00時17分32秒 | 古い日記
何て事は無い(筈の)「グレーの無地」のタイル。

が、今日、それらを炉から出した瞬間、俺は蒼ざめた。

ザッと見ただけで、半数近くのタイルに「色のムラ」があったからだ。

普通に一枚、見せられただけなら判らないとは思うが...。
ズラーっと並べると、「色の均一さ、統一性」に欠ける。

一番困るのが、「客観的な物差し」が無いので、
「不良と良品の境界線」が、断定できない事だ。

感覚的に「不良と言えば不良」で、
「バラツキの範疇内」と言えば、「可」の評価くらいはもらえそうな、
そんな微妙な線上だった。

これが「絵の中の一部に使われているグレー」だったら、
目立ちはしないのだが、「無地」だとそうもいかない。

神経質な施主さんだったら、指摘してくるだろう。(多分)

「単純で簡単な物は、実は難しい」って、
技術職の人達が良く言うけど、これには困った。

どうする?何枚作り直す?じゃあ、どれとどれがNG?

そんな事で一日が潰れた。気持ちも灰色だよ。