ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

絶望の味

2005年04月10日 21時40分24秒 | 古い日記
蕎麦も似たようなもんか。
いや、蕎麦には「水蕎麦」(汁無し)というジャンルがあるから、さらに上だろうな。

日本では...(いや、どこの国でもそうだと思うけど)別名、「絶望のスパゲッティ」
と言われる、「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーニ」を出す店は少ない。

どんなスパゲティかと言うと、要するに、
緬にオリーブ油をからめて、ニンニクと唐辛子を刻んで入れただけの、
手抜き「素うどん」に近いスパゲティだ。

何故絶望しなければならないか?
と言えば、「具」が無く「見た目的に哀しすぎる」からだと思う。

俺がたまに行く店には、珍しくその「素スパ」がある。
小手先の誤魔化しが効かない品を出す、その根性が気に入り、
俺はいつもそれを頼む。

ちょっと問題なのは、そのアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーニが、
その店のメニューでは、「貧乏人」と言う名前になっている事だ。

(アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーニって、フルネーム言うのも問題だけど)

「貧乏人」とは、小洒落ているといえば洒落ている表現だが、どーも腑に落ちない。

ウェイトレスさんが皿を運んでくるといつもこう訊く。
「お客様、『貧乏人』でしょうか?」
「はい。貧乏人です。」

ウェイトレスさんは何事もなかったように皿を置いて、
立ち去るが、周囲の視線は冷たい。(いや、俺がそう感じるだけかな)

ちなみに、俺以外で、そのメニューを頼む人は見た事が無いな。

2005年04月10日 13時05分28秒 | 古い日記
昨日書き始めた時は、こういう事を書くつもりだった。

1:古来より、稲作文化だった日本では、
「1年の開始はサクラの開花」によって決定した。

2:現在の年度変わりが4月なのは、その為であろう。

3:受験や就職試験はその前(2,3月)である。

4:花粉症の俺には大迷惑だった。

今、読み返してみると、2:~3:は全く別の事が書いてある。

...それはそれでいいか。花粉症の話など、誰も読みたくないだろうしな。