レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

女王蜂

2024年03月06日 20時25分08秒 | ミステリー/犯罪

「女王蜂」
1978年 日本 140分
■監督:
 市川崑
■出演:
 石坂浩二
 中井貴恵
 高峰三枝子
 司葉子
 岸恵子
 仲代達矢
 萩尾みどり
 沖雅也
 加藤武
 大滝秀治
 小林昭二
 伴淳三郎
 三木のり平
 草笛光子
 坂口良子
 佐々木剛
 佐々木勝彦

●あらすじ
石坂浩二が金田一耕助に扮した怪奇ミステリーシリーズ。
大道寺家の娘・智子の求婚者が執に凄惨な方法で殺される連続殺人事件が発生。
金田一が謎に包まれた事件の真相を追う。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
石坂浩二の金田一耕助シリーズ第4弾。
これは原作を読んだ事ないので、ストーリーも犯人も全然知らない状態で観てみた。
ただ舞台となるのが伊豆にある「月琴島」と言う島だったくらいは知っていたが、
映画版では島ではなく、伊豆山中にある「月琴の里」に変更されていた。
理由は分からないけど、多分この一個前が「獄門島」だったから、島が続くのを避けたのかもしれない。
さて原作を知らないので違いは分からないのだが、まず今までの3作と比べて、脚本がスッキリしているなと感じた。
今までは割と寄り道も多かったような印象だが、本作は一本道とは言わないけど、寄り道が少なく最後まで観易かった。
さらに過去3作でそれぞれ犯人役を演じた人たちが大集結した、豪華俳優陣。
他にも今までと作りが違うなと感じたのは、まず石坂浩二にアクション・シーンを増やしていた。
二回程坂から転げ落ちるシーンを追加していたけど、無理させないでと思っていた。
あと毎回ダメ警部を演じる加藤武だけど、本作の役名が等々力警部なせいか、いつものダメ警部ではなく
どちらかと言うと割と優秀な風に描かれていたね。
いつもの名台詞である「よし! 分かった」も、あながち的を外してなかったし、
何よりあのラストシーンは、完全に名警部だったよ。
さて石坂金田一のシリーズも残るは1作。
これまた原作未読作品なんだけど、近い内観てみるかな。

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