箱根へバイケイソウの観察に行ってきました。箱根の調査地でも標高の低いエリアから徐々にバイケイソウ開花が始まりました。今日をもって今年花成した個体数を確定しました。調査地3ヵ所とも昨年よりも花成個体数が増加しており、個体数の少ないエリアでは昨年よりも2倍程度の増加(6個体から14個体)、個体数の多い2箇所では約5倍の増加(19個体から95個体、13個体から61個体)が観察されました。開花した花を見ると、訪花昆虫が何種類か見られ、やはりハネカクシが頻度高く観察されます。花の基部に口をつけて何かを吸引するような動作をし、背中にたくさんの花粉をつけています。しかも花上で2頭が交尾をしているような場面にも遭遇します。やはりハネカクシはバイケイソウのポリネーターとなっているのではないのでしょうか。
箱根でもバイケイソウの開花が始まった
バイケイソウの花上でハネカクシが交尾をしている?
花を食べるバイケイソウハバチの幼虫 これをハネカクシが捕食するのか?