2月も終わりを迎え、やっと春の芽吹きを感じ始めましたね。
みなさん初めまして。
リライブのパティシエ関根です。
今日はパティシエという職業について少し話そうと思います。
皆さんはパティシエってどんなイメージがありますか?
綺麗な仕事?
華やかさがある?
意外に肉体労働?
ふむふむ!全部正解です!
考え方次第で、楽しくもあり辛くもある仕事です。
その考え方とは?
では、僕がこの仕事を天職とした一つのエピソードをお話したいと思います。
今から20年前になりますが、
当事僕は、店の特別注文の担当をしていたんですが、
朝早くから夜遅くまで仕事をする毎日で、
何のために働いているのか、自分の目標を見失いかけてました。
ある日。
販売スタッフから
「アレルギーに対応したケーキは作れないかとお客様が来てます」と言われ、
お客様からお話を聞いてみると、
卵アレルギーをお子さまが持っていて、昔からケーキを食べた事がないのだが
高校入学も決まったので、出来ればお祝いにケーキを食べさせたい、との事でした。
僕は、同じ厨房内で卵を使用している事を伝えた上で、
うまく完成するか分からないが、出来る限り頑張りますと返答しました。
試行錯誤の末、卵を使わずに出来上がったのが、
フルーツたっぷりの生クリームで作ったサクサクミルフィーユ♪
完成したことをお客様にお伝えし、お渡ししました。
数日後。
お客様がお子様と一緒に来店してくださり、
お子様からプレゼントを頂きました。
生まれて初めてケーキを食べて感動したお礼に、と……
何度も「ありがとう!」って言って頂きました。
僕はこの時に、パティシエの職業に誇りを感じました。
こんな間近で、人に感動を伝えられる職業が、ほかに幾つあるか?
僕にとっての目標は、その時に見つかりました。
それは
『食べた人に感動を伝え、幸せな気持ちにさせる事!』です。
もちろん時には苦しい事もありますが、
パティシエは、身近に感動を伝える事が出来る素敵な職業なんです。
リライブでは、受講生の皆さんが
そんな『感動配達人』になれるように、
共に歩み、指導しています。
あっ、さっきの話には、素敵な続きがあるんですよ♪
それから6年後。
違うお店でシェフをしていた僕の元に、偶然にも
『製造職希望』と書かれた、お子様だった彼の履歴書が届きました。
あの後、卵アレルギーもほとんど改善したらしく、
お店での修行が始まり、
今では彼は、カフェのオーナーとして頑張っています。
もうすぐ4月。
リライブの新しい学期も始まります。
是非、将来の『感動配達人』となるみなさんと
お会い出来るのを、楽しみに待ってますね。
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