魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

駆け込み需要

2013年08月01日 | ワイン ~2019年
つい最近当店の周りで家の建て替えが何軒かあります。

たまたまなのか「消費税アップを見越した駆け込み需要」なでしょうか???

今まであった所が壊されると、違う風景に見えてくるから不思議です。
きっと真新しくモダンな建物が建つことでしょう。


そういえば私が子供の頃は、結構頻繁に家が建っておりました。

「モチ投げ」って棟上げの時(長崎では「建ち家」と呼ぶ)にやっていました
よね。モチやお菓子を拾いに駆け寄っていましたもんね。


いつの頃から減ったのか考えてみると・・・

時期というよりは、うちのある古い下町、実家のある町ではなく、子供の世代
は郊外の団地へと移行していったからですよね。

そして新興団地だったところですら、今ではゴーストタウンへの道のりを歩む
サイクルとなっています。

世は移り変わるのでしょう。


いろんな思いが駆け巡りましたが、とりあえず新しい家が建ったり、子供の
世代が実家のある町へ戻ってきたり、もしくは他のところからこの町なり、
近所に住む人が増えるのは良いことだと思います。

結局、地方の街の変遷として最後に残るのは、路面電車とかJRとか、バスの
基本路線とか、いわゆる「コンパクトシティ」に帰することとなるのでしょうか。



ワインに関しましては、まず駆け込み需要はないと思われますが、せっかく
遠方より当店のご近所にいらしたのでしたら、日々の需要を満たすワイン屋さん
をぜひ見つけていただきたいと思います。





さて、今夜はこれ。

ちょっと前に入れて販売しておりましたが、ヴィンテージ変わりの再試飲です。






2011 ヴィーニャ・トレボラール
  (スペイン、赤、千円台後半)

香りはやや黒め。スグリ、ブラックベリーや黒糖、黒土、なめし革、揮発性
でむんむんするところもあります。


味わいは柔らかく広がりのある旨味。旨味がとても多くて、濃さよりも旨味系
で訴えかけてきます。もちろん薄くはないのですが、重たさもそんなになく、
程よく沁みわたります。とても美味しいです。

良い感じなのでまた入れておきましょうね。
スペインワインはそのコスパの高さゆえ、採用合格率も高いと思います。


さて、8月ですね。不安定だった7月の気圧配置より、太平洋高気圧もがんばって
仕事してきますので、暑い時期です。負けないように乗り切りましょう。



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