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魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ドナート・ダンジェロ アリアニコ

2018年03月17日 | ワイン ~2020年
今夜はこれ。







2012 ドナート・ダンジェロ アリアニコ・デル・ヴルトゥレ
  (伊、アリアニコ種、赤、2千円台)


コミック「神の雫」にも登場したらしい。少しお安めの価格で入手出来たのでとりあえずのお試しです。


香りはプラム、ブラックベリーなどの沈んだフルーツ、黒糖や鉛(エンピツの芯)、
甘草、黒革、シナモン、アニスなど。


味わいは黒くて、沈んだ果実味はどっしりときます。ボリューム感もあります。
酸は結構ありますがワイン大きさで釣り合っています。タンニンもしっかりとあります。
がっしりとした構成は長寿の予感がします。寝かせていくとイタリア特有のダシのような
風味も伴うでしょうが、まだそこまではいかない程度の若さです。

しっかりと若く重い状態です。これ好きな方は好きだと思われます。ある意味ブルゴーニュ
と対極的な感じでもあります。

私はブルゴーニュ好きではありますが、こちら側のワインも好きだったりします。
ワインって幅の広い世界何ですよねえ。ただし、旧ワールド、つまりはヨーロッパ的
味わいはどこかクラシカルな部分で共通しています。




そしてこれだけでは終わらない。今日は真面目。
ヴィンテージ違いでこちらも。







2009 ドナード・ダンジェロ アリアニコ・デル・ヴルトゥレ
  (伊、アリアニコ種、赤、2千円台)


香りはプラムやブラックチェリー、黒糖、甘草、クレヨンなどで、開けたては明るいフルーツが
覆いますが、時間が経つと徐々に暗め、キノコや黒革っぽい香りに変わります。


味わいはしっかりと濃く充実した果実味、細かくしっかりと乗ったタンニン、酸もしっかり
しています。どこか奥の方にダシを感じる部分もあってイタリアらしいと言えばそうなのかも
しれませんが、ブラインドではまったく分からないでしょう。


2012年ものと比べても、ポテンシャル的にもほぼ近いと思われます。パーカーポイントなら
2012年よりも1~2ポイントだけ高めかも知れませんが、比較せず、単体で飲むと
それがどうした?ってくらいどうでも良い感じになります。多分92~94ppくらいを予想します。

イタ~リアンのお好きな方、おすすめいたします。



おお、今日は真面目にワインのおはなし。



だって、ワインが山のように入荷。
来週もまたひと山きます。がんばって売らないといけません。
よろしくお願いいたします。



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