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魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

デートでお奨めしないワイン

2013年08月13日 | ワイン ~2020年
素敵なデートで美味しいワインを一緒に飲んで・・・・・

そんな夢は誰しもあるとは思いますが、今日はデートに向かないワインのおはなし。


もともと、私がよく行くお店はラーメン屋さんが多かったりしますが、
その中でもデートに向かないお店ってあります。

特に外装、内装が・・・。もちろん味は良いんですよ。


諫早の中〇軒、賑町のマドゥ〇ニ、千々石の久保〇食堂とかも・・・うーんしぶい!

げん〇つ家や行ったことはないけど、諫早の某ちゃんぽん屋さんとかもかな。

さらに今はなき長崎駅前の「一休軒」、小島町の「夕桐」とかも最高だろう。


初デートだったりすると引かれて、2回目以降のデートはなくなるかもしれない。
恐ろしい。もちろん味はとても美味しいのに、ですよ。





さて、本題。

同様のビオワインに出会いました。

先日の福岡での試飲会で出会った問題児なのですが、今日の試飲はその別キュヴェ。









2012 メンダール テルメ・デ・ジュウ・ブラン
  (スペイン、カタルーニャ、マカブー種、白、3千円台)


香りはまろやかな柑橘、メロンに穀物が?豆のようで、パンで、イースト
酵母が。やはり不思議系。


味はある程度の厚み、ふくらみがあります。時間をかけ、空気に触れた方が
より複雑で美味しさが増すワインでしょう。

穀物のような風味を持ちながら、一見マイナス?と思わせながらも微妙に
美味しくなってくる・・・という不思議なベクトルを持ちます。


試飲会での問題児、同じ造り手、同価格の「メンダール フィンカ・アベラ
ドール」(こちらも入っておりますので、再度試飲します。こちらがお奨め)
と比べると少し大人しいのでしょうか。ビオならではの味わいですね。

一般的に飲むことの多いシャルドネとかの持つ華やかさや輝きとは、まった
く違っていて、デートで一緒に飲んだ彼女から「あなたがなぜこのワインを
選んだのか理解できないわ!これを私が美味しいと思うの?本気で私に飲ま
せるの?」と問い詰められ、逃げ出される可能性すらあると思われます。


でも・・・・・でもなぜか、どことなく美味しくなってくるから女性はわか
らない、いや違う、ワインはわからない。


このメンダールの白ワイン、「怖いもの飲みたさ」でお奨めしないけど
お奨めです。

コメント (2)
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