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魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

時を数える

2011年06月19日 | ワイン ~2020年

USAワイン週間です。

試飲会以降、頂いたボトルや新たに開けてみる「USA強化週間」です。

さてと、





NV サッカリー プレアデスⅩⅧ
  (USA、シラーブレンド、赤、3千円台)


このワインを初めて飲んだのが「プレアデス7」の時。

それから季節は巡り、毎年数字が増えていき、もう「プレアデス18」です。


確かに昔から個性は際立っていました。ショーン・サッカリーの造るクレイジー
なワインの入門編です。


かつての「7」の時の表情とは全く違いますが、きわめて個性的なところは確実
に受け継がれています。


香りはとてもスパイシーです。まずコショウ、シナモンやコーヒー豆、ヘーゼ
ルナッツなどがとても印象的。もちろんスグリ、スモモなどのフルーツも。


味わいはとても濃いタイプではなく、けれどしっかりとスパイシーさと旨味が乗り、
ふわふわと漂います。果実味はきれいでたゆたうように、しかししゃきっと切れ
があり、不思議な魅力があります。

この個性はどこにもないオンリー・ワンのもので、とても貴重だと思います。

クレイジーな造り手が放つ、ちょっとクレイジーだけど魅力あふれるワインです。
通常のワインベクトルとは違って、「なるほど、こんなのもアリなのか~!」的
なワインですので、自覚を新たに出来ることでしょう。


そうか、あれからもうそんなに時が経つのか・・・・・


天気に振り回される七夕のように、数年おきに適当に試飲しながら何気なく付き
合ってきたワインですが、また新たに魅力を発見した気がします。

在庫のキャパの関係上、すぐにではありませんが、そのうち入れておきます。

コメント
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