魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

第3回軍艦島コンシェルジュ講座(マニアの集い?)

2009年03月21日 | ちょっと怪しい
第3回軍艦島コンシェルジュに行ってきました。

こんな感じで、プロジェクターを使っての講座です。


今回は東京より「Oプロジェクト」の方を迎え、意義のある講習と
なりました。

「廃墟論」(待ってましたっ!)より入り、マニアックな世界へ。


DVDも見ましたよ。




この映像を見て、「お~65号棟だぁ~」と思った方は、
廃墟道5級以上を認定いたします。


「Oプロジェクト」とは、軍艦島オデッセイのサイト、DVD、
「軍艦島全景」、さらには「ワンダー・ジャパン」という雑誌にも
かかわっているプロジェクトチームです。

つまり「廃墟好き」には欠かせない存在です。


そんな視点から見る軍艦島もまた、魅力的です。


さて、今回特筆すべき内容です。

特に昔の資料から調べた点がこちら。
ちょっとマニアックですがお付き合いください。

31号棟の建つ前(オレンジの建物の部分にうっすら重なって
書いてあるのが現在の31号棟です)、この場所にあった商店群。
(下の写真参照、クリック)




中でも5、6、7、8に注目!

ここは遊郭でした。

5、6の場所にあった「吉田遊郭」というのは朝鮮人専用の遊郭だった
のです。
7、8は日本人用の遊郭でした。


つまり、端島(軍艦島)のような限られた敷地、特殊な環境の中で、
秩序、規律を保つため、性のはけ口としての施設は(法律で禁止
される以前は)「必要悪」的な意味合いも込めて、あるべくして
あった施設とも考えられます。

朝鮮系の人達は、ちゃんと給料をもらい、ちゃんと働いて
いたとのことです。ただ、労働環境まではわかりません。どう考えたって
楽して儲けたわけではないでしょう。


問題は中国人の方で、隔離された島南部に住んでいたようです。

このあたりは確定的なことはまだまだ断定できません。
遊郭にしろ、労働形態にしろ、時系列で変わっているはずです。
一時がそうだから、全部がそうって訳ではありませんのでご注意を。
まだまだ勉強中です。これからでしょうか。


しかし、遊郭の話になったとたん、会場ではみなさん真剣に
聞き入っていらっしゃったようです。

盛り上がりました。
「遊郭」ってそんなに惹きつけるものなのでしょうか?

私はキャバクラすら行ったことがないので???
一度、向学のために行くべきだろうか。


次回の講座もまたご紹介しましょう。




★追記です。おまけね。

軍艦島をモチーフにラリラリピノさんが書いた曲。良か曲ですよ。
水仙の咲く丘から(クリック)

コメント (4)
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