頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

どんぐり工作教室

2024年09月29日 | 紅葉
本日、イベント「どんぐり工作教室」を開催しました。

コナラなどのドングリ、トチの実、来年の干支「巳」も絡めてという企画です。

しかし、「巳」は難しい。
ヘビをどのようにつくるか。
紙粘土も用意することにして、その他に自然素材でもつくりたい。
そこで思いついたのは、中空の茎・枝に針金を通してニョロニョロにする方法。
頼成にはアジサイがたくさんあります。
アジサイの茎の中はスポンジ状で針金を通せます、これだ。
試作品をつくってみました。

真ん中の青いかごに入っているのがアジサイの茎をカットしたもの

コナラなどのドングリ、トチの実など

丸太の輪切りは土台にします

十数本しか使わないのですが、選択の楽しみのため変わり枝も大量に用意
フジ、サルスベリ、ヒサカキなどの枝

定型のものを作るわけではなく、使う素材も変化に富んでいます
自由度が高い、面白いけど難しい







しかし、皆さん、素晴らしい作品を作っていらっしゃいました。
見ていて、それぞれの世界が違っておもしろい。
また、遊びに作りに来てください。
枝、アジサイの茎はまだいっぱいあります。

イベントが終わり、お片付け
封を切った紙粘土が残っていました
皆さんの創作に触発され思わずつくってみました
本日は早めに風呂でも入って、このところの準備などの疲れを癒そうかなと思います
それではちょっと早いですが、皆さんおやすみなさい
グッドナイトエブリバディ


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木材の収縮異方性

2024年09月18日 | 紅葉
芯を持った丸太はだいたい割れます。

木材は乾燥すると収縮します。
収縮が始まるのは、自由水がなくなり、細胞壁に含まれる結合水が蒸発しはじめる含水率30%くらいからです。

木材が乾燥するに伴い三次元的に同じ率で収縮するなら、同じ形のまま小さくなるだけです。

しかし、
・繊維方向(縦方向)
・半径方向(芯に向かう方向)
・接線方向(年輪に沿った方向)
で収縮率が違います。
おおよそ、繊維方向の収縮率を1とすると、半径方向は10、接線方向は20と言われています。

丸太の椅子もこのとおり芯に向かって割れています。
半径方向に対して接線方向が倍縮むので、この割れはほぼ宿命です。


たまたま、イベントなどで使えないかと丸太の輪切りを試行錯誤中で、この割れを観察しましたのでご報告します。

普通の丸太の輪切り
かなり乾燥していますが、これからもう少し割れるかな?
稀に、その木の個性なのか、タイミングなのか一向に割れないのも見たことがあります。

25mmのドリルで芯を抜いたもの
芯を抜くと割れにくいようです
芯の空洞が接線方向の収縮を吸収しているのでしょうか?
乾燥に従い若干穴が小さくなった気がします

15mmのドリルで芯を抜いたもの
同様に割れにくいようです

15mmのドリルで芯を抜き、一部をカットしたもの
カットした部分が弱いので、そこから割れてきました。

これを見ると割れていない芯抜き輪切りも、なんとかやっとこさ割れないで耐えていると思われます。
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諸々の準備作業

2024年09月01日 | 紅葉
諸々の準備作業をしています。
イベント、工作、新しい遊びなどのためです。
たいへん手間のかかる作業もありますが、やり始めると熱中してしまいます。

とりあえず写真だけ
何をしたいのか想像してみて下さい。











それでは、作業に戻ります、失敬。

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木製楽器づくり教室 2024

2024年09月01日 | 紅葉
諸々の準備作業に熱中し投稿が遅くなりました。

先週8月最後の日曜日の25日、イベント「木製楽器づくり教室」を開催しました。
講師はどんぐり工房の花岡さん、毎度ありがとうございます。
いつものミニ木琴づくりです。
小さなお子さんが作るには結構な工程なのですが、
花岡さん、必要な材料・道具一式、グループごとに用意して下さるのでスムースに作業が進みます。
  

板に土台を取り付けます


土台にフェルトを貼り付けます

音板づくり
寸法どり、小角材から長さの違う音板を5枚とります
小角材を鋸で切ります
ささくれはサンドペーパーで磨きます

穴あけ位置に印付け

音板を土台に取り付けますが、しっかり打ち付けず「すきま」を残します


最後に、思い思いにデコレーション
なかなかの工程ですが、皆さん綺麗に出来ました。
色んな作業が体験できてよかでした。

最後は出来上がった木琴を使って演奏会
「大きな古時計」や「となりのトトロ」など演奏しました。


伴奏に、ギター沼田さん、オカリナ小竹さんも来てくださり、花岡さんと拍手喝さい美しいメロディーを奏でて頂きました。
どうもありがとうございました。




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