頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

一人カブトムシウォッチング

2022年07月25日 | 紅葉
7月17日、24日にイベントを開催しましたが、主役のカブトムシには山では出会えませんでした。

山の見廻りとイベントの復習(復讐)を兼ねて小一時間ほど歩いてきました。

キノコも結構出てきてます。
ほとんどが食べれませんが。
テングタケの仲間、コテングタケか?

アンズタケの仲間、ベニウスタケか?
秋には本腰でキノコを勉強せねばならぬ、と思いつつ写真だけ

相変らず、樹液あるところにカナブンあり
スズメバチもいますので注意です

上の方にクワガタ見っけ、種は確認できず

大型のカミキリ
ミヤマカミキリかと思いましたが、胸部に横しわが無いこと、羽根に筋が走っている事からウスバカミキリかと存じます

いよいよ真打登場

顔の上の幹の中の黒いのは、クワガタメスの尻です
中に2匹潜り込んでいました


下の方は静かに食事中ですが、上の4匹はおしくらまんじゅうやってました。

おしくらまんじゅうではなく、3対1のスクラムか


木の横に回ると、裏の上の方にオスが


樹液がないところで、静かに孤独にじっとしてました。


今夏、カブトムシの写真は撮っておかねば、と思っていたので、短時間の割にはラッキーでした。
撮ったけど、取ってませんから、まだいますよ。
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野鳥と昆虫の観察会

2022年07月24日 | 紅葉
本日、タイトルのイベントを実施しました。

野鳥と昆虫と一口に言っても非常に幅広し。
さらに、水生生物観察も含む豪華ツアーです。
ナチュラリストの山下眞佐子さんに先導頂きました。
山下さん作の「この時期頼成の森で見られる主な野鳥や昆虫」を皆さん懐に忍ばせ、いざ出陣です。

ヒヨドリの声を聞きながら(虫に夢中で聞こえていたかな?)コナラの木を中心に昆虫探しです。

クワガタ少々、カナブン、キマワリなどの甲虫類が見れました。

北島の坂を降りてきて、栂野尾園のスイレン池で水生生物の観察です。
モンキチョウ、シオカラトンボ、ザリガニも結構いました。


最近は不安定な天候ですが、本日はまずまずの好天に恵まれました。
山下さんありがとうございました。
参加された皆さん、また遊びに来てください、待ってます。

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トラマルハナバチ

2022年07月22日 | 紅葉
前のブログ「反りかえる課長」で中に入る虫の話をしましたが・・・・・

書き始めたばかりで筆が止まりました。
【反りかえる課長の中に入る虫】
声に出して読んでみて下さい。
シュールです。
初見の人には何だかさっぱりわかりません。
これは暗号か!

暗号解読は前ブログを参照ください。
さて、花しょうぶの受粉の主役はトラマルハナバチです。

トラマルハナバチは、色んな花から吸蜜しますが、マルハナバチの仲間の中でも、口吻と呼ばれるストローのような口が長く奥まで届くようです。
花しょうぶの蜜も奥にあるので、長い口が主役たるゆえんでしょうか。

花しょうぶの花弁の基部の黄色の部分が「蜜がありますよ」と教える目印、ネクターガイド(蜜標)となっているようです。

時期を1カ月遡りますが、トラマルハナバチの生の声を聞きながら、吸蜜をドキュメンタリータッチでお送りします。

ネクターガイド見っけ

いざ突入

ん~、よっこらしょ、うおりゃ~、あっ首いてっ

ふ~、このピッタリ感心地よし

蜜うまか~

後ずさりきらいなんだよね

あ~、ぢがれたー

お~腰いて~、でも花粉団子できてないし

しゃーない、もう一丁いくか

雌しべの柱頭の脇に入口方向を向いたひだがあり、花粉を付けたハチが入るときにこのひだが花粉をすくい取り、出るときはすくい取らない構造でとなっていること。
また、次の写真のように吸蜜のあと隙間から出てくる場合もあるので、花しょうぶは他家受粉中心ということらしいです。

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カブトムシウォッチング

2022年07月17日 | 紅葉
本日、「守り人と歩く頼成の森【カブトムシウォッチング】」というプレッシャーのかかるタイトルのイベントを開催しました。
右下の意味が解りません。
おもしろイラストを描いたスタッフに意味を聞くと、腹筋が割れた状態をシックスパックといい若者は知っているとのこと。
そうですか知りませんでした。それにしてもツックスに見えるんですけど!

不安定な天気で、時折強い雨が降る状況でしたが、申し込まれた皆さん全員、定刻にお集まりくださいました。

いざ出陣

皆さんの日ごろの行いのおかげか、雨雲の間隙をぬうように、10時から1時間半の間、濡れずに山に入ることができました。 

後光さすホオノキ台

遊歩道沿いにはカブトムシが好きなコナラがいっぱい

ホオノキ台の先の明るい林で探索


樹液にカナブンはいますが、大物がなかなか見つかりません。
結局、本日、山で見つけた大物は、ノコギリクワガタ1匹、スジクワガタ1匹でした。

残念でしたが、基本的に雨模様の悪コンデションの日中ですので致し方ありません。
それでも皆さん親子で楽しそうに色んな虫を見たり探したりしておられたので良かったです。

しかし、カブトムシウォッチングと謳っておりますので、ウォッチしないわけにはいきません。森林科学館で育成しているカブトムシで勘弁して頂きました。



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ハス

2022年07月11日 | 紅葉
蓮のハスです。
森林科学館前のミニミニ植物園の水鉢でハスの花が咲いています。
中央植物園から5種類分けてもらいましたが、見頃なのは大賀(オオガ)ハスです。


昭和26年千葉県の縄文遺跡から見つかったハスの種が、翌年大賀博士により2000年の時を経て発芽・開花した古代ハスとして有名です。
2000年の時を経て・・・凄いですね。
そのハスが、株分けなどであちこちに移植され、そのおこぼれを頂戴し、鑑賞し、古代に思いを馳せ・・・。


泥沼の中から出てきて、美しい花を咲かせ、水をはじく綺麗な葉を持つハスは、神聖なるものの象徴などとされたり、また、地下茎(レンコン)だけでなく、花・葉・茎・実なども食用・薬用に利用されるなど、人間と関わりの深い植物であったようです。

ハチが飛んできました。
花しょうぶ園における虫の主役ともいうべきトラマルハナバチです。
頼成の森のハチはゴージャスな花に恵まれています。


今回、最後に。
数日前、国の一大事が起こりました。その中で何事もなかったかのように、気ままなずっこけブログを発信する事には抵抗があります。
なので、一言綴らせていただきます。

謹んで、安倍元首相のご冥福をお祈りいたします。
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恵みの雨

2022年07月04日 | 紅葉
昨日から雨が降りました。
ずっーとほとんど雨もなく暑い日が続いたので、生き物たちが息を吹き返す恵みの雨と感じます。

先日も投稿しましたが、ひとときの快適を求め、打ち水生活を満喫していましたが、所詮「焼け石に水」。
雨がざっーと降るのを眺めながら、打ち水破れたりと心中でつぶやきます。。

花しょうぶを若返らすための大事な大事な「株分け・植替え」を行っているところですが、この雨で一安心です。


暑くて萎れていたアジサイも、
今日はシャキンと胸を張っているようです

実をつけたケナシヤブデマリもしっとり艶やかに見えます

雨さん雨さんこれからも程々にふってください。おねがいします。
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クリ

2022年07月03日 | 紅葉
これは何でしょう。
答えは後で。

クリのイガが日々成長しています。

中央の茶色く枯れた物体は、雄花序の痕跡です。
イガの赤ちゃんの天辺の黄色のは役割を終えた雌花です。

となりのクリはもっと成長していますが、まだ痛くありません。
これから成長しトゲトゲしい大人になっていく。
それもまたクリの定められた運命です。

さて、最初の答え

クリ材を使った箸入れでした。
昔昔、松本かどっかで買った小物です。

木材の割裂性を活かし、木材繊維を壊さず作ってあるので、境目が全く分かりません。
へぎ板づくりのような昔ながらの木材加工法です。

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オオバギボウシ

2022年07月03日 | 紅葉
森林科学館横の遊歩道入口にオオバギボウシが咲いています。

ギボウシの名の由来は、つぼみ、または若い花序が「擬宝珠」に似ているからと言われています。
「擬宝珠(ぎぼうしゅ)」とは、欄干などの親柱のてっぺんなどにつけるネギ坊主のような装飾です。
「擬宝珠」の語源は、ネギのギ+宝珠という説もあるようです。
ネギ⇒擬宝珠⇒ギボウシかもしれません。

花は下から上へと開花していきます。




花の中にクモが潜んで獲物を待ってました。
自然界は非常にキビシーです。


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ネムノキ

2022年07月03日 | 紅葉
ネムノキがあちこちに咲いています。
 
国道359号線沿いでも、ここにも、あそこにも、こんなにたくさんあったのかと思います。

ネムノキ。
漢字で「合歓の木」。暗くなると葉を閉じ合わさる様子から中国では夫婦円満の象徴とされており、中国植物名が合歓(ごうかん)。ん。

マメ科の落葉高木。
名の由来は、暗くなると葉を閉じるからという説と、春の開葉が遅いからという説があるようです。

ふわふわした花や枝が横に伸びる樹形は、日本的ではない南国情緒も感じますが、昔から俳句に読まれたり、木工、薬用などに利用されたりと身近な樹木であったみたいです。
ねぶた祭やねぶた流しと関連があるという話も目にしました。

森林科学館の進入路のネムノキも花盛り

樹の下には、ここ数日毎朝少し花が落ちています。


10個ほど拾って、観察したり、ふわふわで手を撫でてみたりしました。
ピンク色のふわふわが雄しべ、それより長くて少ない白糸が雌しべです。
花弁は基部の目立たない5裂した漏斗状の部分です。

なかなか魅力的な花です。
コピー用紙の上に並べインスタ映えする写真をと思いますが、チャチャチャのやっつけ仕事ではこんなもんです。

時間をかけてやれば、この花の美的利用について大いなる可能性を感じた次第です。
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