頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

ゆく年 くる年

2017年12月27日 | その他


今年1年の感謝と心の整理を込めて、頼成の森の最高峰ヒヨドリ山(標高197m)
まで歩いた。何度このピークを踏んだろうか。雪の中、山頂からの眺めを見ると
私の好きな種田山頭火の「越えていく 山また山は 冬の山」の句が頭をよぎる。

今年1年を振り返ると
・何も知らずにブログを始めた 春
・ただオロオロと花しょうぶ田を歩いた 初夏
・頼成の森の豊かさを知った 秋
・早い積雪に心躍った 初冬
であったろうか。



そして何より、励ましの言葉に元気をいただき、オカリナの音やサンコウチョウの
鳴き声に癒された日々であった。今日も、アカゲラが1羽かわいく鳴いていた。

頼成の森を訪れていただいた皆さん、そして、このブログを読んでいただいた皆さん、
また、頼成の森の管理・運営にご協力いただいた皆さんに感謝し、来年も良き年であ
りますよう祈念して、今年最後のブログとします。

皆さん良いお年を。そして、来年もありのままの頼成の森をブログで紹介しますので
よろしくお願いします。  (森松記)
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個性豊かな門松

2017年12月23日 | イベント

今日はミニ門松作り。天気にも恵まれ、楽しい一時となった。
参加者44名。森林科学館の研修室がいっぱいとなる大盛況であった。
竹を切っている際、指に傷を負う人がでるなどのハプニングがあったが、全員
個性溢れる門松が完成した。
材料は、松・竹・梅の外に、南天、笹、ユズリハ、ヤブコウジ、ツルシキミに
マサキと、頼成の森らしい素材を揃えた。

 

お互い作品を見せ合い、「あらステキ」との声がよく聞かれた。帰り際には、
「皆さん 良いお年を」と声を掛け合った。年末ならではである。
このイベントは好評につき来年も開催する予定である。未だ日時は決まって
ないが、早めに申し込みしていただきたい。
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23日はミニ門松作り

2017年12月21日 | イベント
久しぶりのブログ更新。頼成の森の雪もだいぶ少なくなったが未だ一面真っ白である。
さて、今週23日は恒例のミニ門松作りを行う。人気のイベントであり、すでに予約
いっぱいとなった。参加できなかった方には申し訳ないが、また来年申し込みいただきたい。
写真は昨年の作品である。


門松は、正月に欠かせないものとして古くから玄関先に飾られてきた。正月に年神様を
お迎えするのに、その目印として、縁起の良い松を飾ったことらしい。門松といえば
竹を先ずイメージするが、主役は松らしい。子供の時、玄関先に左右1本ずつ松の枝を飾った
ことを思い出す。それはそれで正しいのであろう。
正月飾りといえば、しめ飾りもある。この飾りは、その家が年神様をお迎えする準備が整った
ことを表すらしい。

今年もあと10日となった。何かと気ぜわしい時期であるが、頼成の森は静かな年末を迎えようと
している。
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森からの贈り物

2017年12月15日 | 動物
先日来の雪も峠を越し、久しぶりの晴れ間となった。さすがに
園内は歩いた様子がない。ホオノキ台までの新雪を独り占めであった。


葉っぱを落とした里山林。見通しが良いので、見かけない木を発見した。
「カキ」である。人家では一般的であるが、森にあるのは珍しい。きっと
動物(哺乳類)がタネを運んだに違いない。実がとっても小さいので、
俗に言う「豆ガキ」であろう。

この小さな実を小鳥のエナガが盛んについばんでいる。残念ながら私の
カメラで撮ることはできなかったが、「ツイーチリリリリ」と高い声で
鳴き、長い尾も特徴的でとってもかわいい。この実はエナガにとっても
大事な贈り物に違いない。


雪の上には動物の足跡。ノウサギの歩幅がとっても狭い。きっと近くに
天敵がいないのだろう。安心してゆっくり歩いているようだ。


リスのかわいい足跡もあった。

あと、カモシカやテンの足跡も観察できた。動物の歩幅や進行方向を見ると
その時どんな状況だったのか、想像するだけでも楽しい。

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ただ今積雪20cm

2017年12月13日 | 天気

いよいよ冬本番の様子。頼成の森の積雪は20㎝となった。
早朝、今シーズン1回目の除雪となった。頼成の森の除雪区間は、
国道359号線からの入口から、第1駐車場、展示林のロータリー、
森林科学館への進入路と限定されているので注意していただきたい。

朝から、かんじきやスノーシューの準備を行った。無料で貸し出し
しているので是非利用してもらいたい。雪の晴れ間に歩くのも楽しい
ものである。


今晩も降るのだろうか。森林科学館前にある木製遊具も雪をかぶり
寂しそうである。
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チェーンソー、草刈り機の整備講習

2017年12月10日 | イベント

本日、森林科学館において、1年間使った機械に感謝を込め、点検整備を行った。
14名の方の参加があり、講師の竹原逸男さんの指導の下、熱心に取り組んでもらった。


冬場は、チェーンソー、草刈り機とも冬休みとなる。使ったままにしておくと来春に
使おうとしても、エンジンがかからない等の問題が発生する。きっちりオーバーホール
することが肝心なのである。人間も冬場に温泉に浸かり、リフレッシュするようなものである。

午後にはチェーンソーの目立ての講習。参加された方々は勉強になったに違いない。
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初雪

2017年12月06日 | 天気


頼成の森も初雪が降った。今年は例年より早いのだろうか、積雪3cm。
今週末から雪マークが続いており、いよいよ冬本番といえよう。

森林科学館も雪景色。この建物は正面玄関を巣箱とし、向かって右側
の建物は親鳥、左側はひな鳥のイメージで建てられている。来館者の
方のそのことを話すと納得いただける。

 

ウメモドキの赤い実も雪に映える。こんな日に園内を歩く人がいるかと
思いきや、しっかり足跡がついていた。冬は冬で楽しみ方がある。
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2年越し

2017年12月04日 | 植物


園内にウラジロガシがある。
カシの木の仲間は暖帯性のものが多いが、その中でもウラジロガシは比較的北日本
にも分布している。県内でも婦中町の常楽寺にはウラジロガシ林があるなど、良く
目にする樹木である。

この木はコナラ属に分類され、ドングリがなる。特に実が稔るまで2年越しとなる
のが特徴である。春に花が咲き、翌秋に稔ることになる。
今は、小さい小さい実を着けているのがいじらしい。来秋までどんな試練があるの
だろう。



さて、12月1日、政府は天皇陛下の退位日を2019年4月30日とすることを決定した。
頼成の森も、昭和44年の全国植樹祭が当地で開催され、昭和天皇、香淳皇后に計6本
のスギをお手植えいただいた。その後、昭和58年の第7回全国育樹祭では、今の天皇
、皇后両陛下が皇太子、皇太子妃時代に来園され、お手植えスギの枝打ちと木の太さ
を検尺いただいた経緯がある。
頼成の森のシンボルといっても過言ではない。人の記憶は風化することは多いが、
お手植えスギはしっかりと年輪を刻んでいることを改めて心に留めたい。
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