頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

愛を持って自然を撮る

2024年05月26日 | 紅葉
爽やかに晴れた本日、イベント「ネイチャーフォト教室」を開催しました。

講師は富山県写真家協会の野崎会長と柴田さんにお願いしました。
お忙しい中ありがとうございました。

まず30分ほど研修室で講義です。
シャッタースピード、絞り、ISO感度、露出補正などの基本のほか、
・アングルを変えてみる
・アリの視点、鳥の視点で撮ってみる
・背景で写真は変わる
・目をとめたところに発見がある
・生き物たちを愛を持って撮りましょう
・四季、天候、光の変化を新鮮な気持ちで楽しみましょう

野崎会長から様々な暗示を受け、新鮮な気持ちで自然の中に飛びこみます。


普段ならなんでもないクモの巣も、本日は七色に輝く美しき被写体

なにしろ、暗示にかかり新鮮なので、
もう少しで開くネジキの花もいつもより綺麗に見えます。
さらに、いつもなら見逃すものも目に入ります。
これは何だろう、見たことない、花?
ところがどっこい、ツクバネウツギの花が落ちたあとの萼でした。
「ガクッ」会長得意のダジャレも聞いたような気がします。
5枚の萼の下が果実で、萼を羽根つきの羽根に見立て、衝羽根でツクバネウツギ、ひとつ勉強しました。

池ではスイレンが咲き、トンボが飛び、カナヘビが日向ぼっこ
真ん中には、かわいらしいカメラマンも登場、
自然を一杯吸収してたくましく育ってね、将来楽しみです。

(おまけ)
キリンを彷彿させるモウソウチク
下を向いて歩いていても気付くホオノキの存在

本日は子供のような新鮮な気持ちで自然を見つめ直すことができました。
参加の皆さん、また良い写真を撮りに来園下さい、お待ちしております。
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黄色い花

2024年05月20日 | 紅葉
この時期黄色い花が目立ちます。
森林科学館周辺で見かけた黄色い花を拾ってみました。

ニガナ
舌状花が5~6枚のものがニガナ
8~11枚のものが亜種のシロバナニガナ(黄色はハナニガナ)
とのことですが、見分けつけがたいものもあります


ブタナ
ヨーロッパ原産の帰化植物、首の長~いタンポポ


イワニガナ(ジシバリ)
ジシバリは茎が地面を縛るように覆うことから

コナスビ
萼と果実が小さいナスのようだそうです

コメツブツメクサ
ヨーロッパ原産の帰化植物、カマキリを添えて

ハハコグサ
春の七草の「ゴギョウ」

ウマノアシガタ(別名キンポウゲ)
昔、馬に履かせた藁の馬沓が花に似ていた・・・他諸説あり

イヌガラシ
アブラナ科、食味はカラシのような辛みありとのこと

花の多くは昆虫などを介して受粉する虫媒花です。
春にいち早く活動し始めるアブ、ハエ類などは黄色に敏感のようです。
この結果、黄色の花の植物が次世代に子孫を残し今に至るようです。

そう言えば、花しょうぶの花弁の基部も黄色。
この黄色がネクターガイド(蜜標)といわれ、ハナバチなどを吸い寄せます。
昭和のオヤジが赤ちょうちんに吸い込まれるごとく。
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本日の人口密度は高かった

2024年05月12日 | 紅葉
ゴールデンウイークが終わった後の最初の日曜日
曇で雨も降りそうな日ですが、本日は大盛況

富山県ナチュラリスト協会の皆さん
「頼成地区の植生と植物」現地研修です。
午後までじっくり研修、
これだけの強者が集まれば内容濃厚、面白そうです。


ガイア自然学校
子供たち、職員の方々、大学生のボランティアの皆さん
「自然教室ガイアキッズ」で子供たちが五感を通して自然やお兄さんお姉さんとふれあってます。

家族連れの皆さん
つたない施設ではございますが、工作、ぬり絵、クイズを楽しんでください。


多くの皆さんが野外活動をされていますが、午後は雨予報。

夕方まで晴れるよう館長に得意の神通力をお願いしようと思ったのですが、
まてまて、日々これをお願いしたらこれまた問題である、やめた。

このことにより午後は小雨、雨となりましたが
頼成の森がサハラ砂漠にならないためには仕方がありません。


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緑徐々に濃くコントラスト激しく

2024年05月12日 | 紅葉
あっという間に緑が濃くなってきました。
以下は日差しが強かった昨日11日の写真です。
人が見る景色は脳内で光を補正しているためかそうでもないのですが、
日差しの強い日の森の写真は、正直に光を反映するのでコントラストが強すぎてそっけないものになりがちです。

が、個別にスポット的に見ると、コントラストも面白いです。

タンナサワフタギ
名前の由来は、沢に蓋をするように生えるのでサワフタギ、タンナは不思議な語感ですが、最初に「耽羅(済州島の古名)」で発見されたからだそうです。
普通に撮ると光が強すぎたので、
思いっきりマイナス補正で光を少なくしてみました。

小さく目立ちませんが、タカノツメの花が咲いています。
拡大してみます。
たくさん飛び出ているげじげじは雄しべのようです。

近くのタカノツメの花も、
拡大すると、先ほどの花と違います。
白く小さく先が2裂しているのが雌しべのようです。

調べるとタカノツメは雌雄異株とありました。
はて?ウコギ科は雌雄異株が多いのか。

ウコギ科のタラノキ、ウド、ヤツデ、コシアブラ、ハリギリなどどれも球状の小さな花が集まった花序をもちます。
が、しかし、両性花あり、雄あり、雌あり、同居あり、別居ありで、同じような花に見えてもたいへんややこしい。

ネット検索した中で、「ウコギ科の花を調べるとめまいを催す云々」という記述がありました。
これに倣い、めまいを起こさないよう深掘りはやめました。


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「緑に親しむ集い」

2024年05月04日 | 紅葉
本日は、みどりの日、
毎年恒例のイベント「緑に親しむ集い」を開催しました。

60余名の方々に参加いただきました。
ありがとうございました。

9時30分簡単な開会式の後、まずは、クイズを解きながらの森林散策です。
10班に分かれ、フォレストリーダーの皆さんの先導で森の中を歩きます。
上の写真の右上に白い花があります。
沢沿いなどに多い「ケナシヤブデマリ」です。

尾根に上ると、緑のトンネルです。
コナラ、ホオノキ、タカノツメ、コシアブラ、アズキナシ、オオバクロモジ、リョウブなどの落葉広葉樹が頭上を覆います。
10班に分け比較的少数で周るので、会話にも花が咲きます。
落葉広葉樹の緑も日に日に濃くなってきています。

11時頃森林科学館に戻り、しばらくしてからシイタケの植菌体験です。
フォレストリーダーの岡山会長さんから植菌の仕方、家に持ち帰ってからの管理方法について説明いただきました。





この種のイベントは天気次第なところがありますが、近年の「緑に親しむ集い」では雨がなく助かっています。
一説には館長の神通力とも言われていますが、本日も100%晴で、ゆとりを持って開催できました。
フォレストリーダーの皆さまにもお世話になりました。
ありがとうございました。





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元気ハツラツBBQ

2024年05月02日 | 紅葉
“さわやか”というのは秋の季語のようですが、本日は実にさわやか。

この良き日に、遠足の御一行様でバーベキュー卓が埋まりました。

富山いずみ高校看護科、
世に大切なエッセンシャルワーカーを目指しておられる皆さんです。
若者で卓が埋まったことが嬉しく、せっかくの記念にと思い出しゃばって出かけました。


「撮って大丈夫?」
「事務所の了解とってま~す、あははは」
「・・・・」
先生にも了解をもらい皆さんの記念撮影










今後の活躍に期待してます、皆さんの前途に栄光あれ!




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