頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

今年はカブトムシウォッチングできました

2023年07月30日 | 紅葉
本日、毎年恒例のイベント、
正式名「守り人と歩く頼成の森<カブトムシウォッチング>」を開催しました。

ウォッチングを謳っていますが、日中カブトムシは見つけにくく心配なところです。

さて、最初の樹液酒場には、カナブン一杯、クワガタメス2匹、
繁盛していますが、大物はいません。
すごしやすい夕方から朝方にかけて大物が一杯やっているので、中に入れない小物?(失礼)が、日中やってくるのでしょう。


参加の皆さんに樹液酒場の様子を順番に見てもらいました。

今年は、樹液酒場でまだスズメバチを見ません。
また、あまり蚊に刺されません。
先の豪雨で、ハチの巣が被害を受けたり、ボウフラが流されたりしたのかもしれません。
これから、大いに復活するかもしれず油断できませんが。


通称「癒しの森」、
ここは地形がゆるく、下刈りしてあり歩きやすいので、じっくりと探索できます。



何かがいたようです。


最大級の大きなヤマアカガエルでした。
前回のブログで出たカエルも、同じ場所で「でかい!!」とのことだったので、同じカエル?、ここの主かもしれません。

虫の話に戻ります
ミヤマクワガタが見つかりました


そして、待望のカブトムシも、

参加のお父さんが、コナラの木の下の表土の中から見つけられたそうです。

喜びを分かち合いながら、参加者の皆さん、カブトムシウォッチングすることができました。メデタシ、メデタシ。

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本日イベント「野鳥と昆虫の観察会」を開催しました

2023年07月23日 | 紅葉
梅雨が明けて暑い日が続きます。
が、生命力あふれる子供たちにとっては、いよいよ夏休み、活躍の時きたる
といったところでしょうか。
本日も小さなお子さん11名が頑張って歩いてくれました。

講師は、ナチュラリストの山下眞佐子さんにお願いしました。

まずは、カブトムシやクワガタが集まる樹木や虫の生態の解説です

しばらく歩くと、いました、コクワガタ
暑い日中は、虫たちもあまり表に顔を出さないと予告しておいた反動で、
参加の皆さんのテンションがグッと上がります


おっと、この特徴的なエラの張った後姿は、
でました、ミヤマクワガタ、大物登場です

樹液酒場の常連、カナブンたちも

いる木、いない木、皆さんコナラの木の吟味中です
カブトムシ、ウスバカミキリ、キマワシも見つかりました

熱中症注意、ホオノキ台で、給水休憩

おおおっ、と声がしました、何がいたのでしょうか、大きなカエルだそうです

偶然木漏れ日のスポットライトが「カエル?」と「帽子のわんちゃん?」に


さて、本日のルートは、先日の災害の影響もあり、いつもより遠回りです


ようやく、栂野尾の池に到着
たもで、ドジョウすくいの要領で、水生生物を探します
ザリガニ、オタマジャクシ、トンボ類を見ることができました


暑い中2時間の歩きでしたが、皆さんご協力ありがとうございました。
ちびちゃんたちも、泣き言なしで頑張ってくれました。
山下先生、暑い中講師をしていただきありがとうございました。


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7月13日豪雨災害

2023年07月15日 | 紅葉
7月12日~13日にかけての記録的豪雨により、あちこちが被災し対応に忙殺されています。

先日、「お知らせ」に載せましたが、入口周辺ロータリー(860m)および
第1駐車場の利用はできますが、その他の道路は通行止めとなっております。

ご迷惑をおかけしますが、ご了解願います。









遊歩道につきましては、尾根筋中心ということもあり、ほとんどが通れます。

「サカキのこみち」など一部については、通行禁止の黄色テープを張ってありますので、通行はご遠慮ください。

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アジサイの観察その2

2023年07月06日 | 紅葉
引続きアジサイの話、というかアジサイ周辺のはなしです。
装飾花が開き、しばらくして本当の花が咲き始めた頃から、アジサイ周辺は虫たちで賑やかです。

「ガクアジサイ」に飛来、ニホンミツバチ?

ハナアブの一種、ホソヒラタアブかな
装飾花の中心にある本来の花は、雌しべが退化のようですが、花粉はあるようです

マメコガネ
アメリカで外来の農業害虫「ジャパニーズ・ビートル」として悪名高し、残念
左にいるあなたは誰ですか
あちこちにたくさんいます
ハナアブの類と思ってましたが、
よくよく調べると、ツマグロキンバエ
ハエの仲間でした

目のしま模様、伸びる口器が特徴です
ゾウのようです

エイリアン出現、スペースキンバエ

この小さなハエなどを狙った面々もいます

コクサグモ
アジサイの間に棚状のクモの巣を張って待ち受けます

何カマキリでしょうか、何匹もいました

キボシアシナガバチ
アジサイの葉裏にいました
低いところに巣をつくるようです、気を付けましょう
名の由来は巣の蓋が黄色だから、だそうです

シオカラトンボ ♀(ムギワラトンボ)
カメラの周りを何度も行ったり来たりしてモデルになってくれてたんですが、
突如として♂が現れ、一瞬の早業で連れ去られました

他の虫を撮ったりして、しばらくしてふと見ると、このようなことになっておりました
トンボの交尾
♂は、あらかじめ、尾先の性器から胸の副性器に精子を入れておく
♀を見つけ、首根っこをシッポ先の付属器で挟み摑まえる
♀は尾先の生殖器を♂の副性器にあて精子を受けとる

薄紫の高貴なベットの上で、神秘的な営みがおこなわれておりました




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アジサイの観察その1

2023年07月06日 | 紅葉
頼成の森で「花しょうぶ」に次ぐ準主役級の花が「アジサイ」です

庭や公園に植えられるアジサイは、「ガクアジサイ」と「アジサイ(ホンアジサイ)」に大きく分けられます

装飾花が、両性花を額のように取り囲んでいるのが「ガクアジサイ」

球形で装飾花だらけなのが「アジサイ」

この「アジサイ」は、もともと房総半島や三浦半島などに自生するガクアジサイを改良した園芸品種とのことです
(ちとややこしいのですが、1行上に書いたガクアジサイは1つの自生種のこと、冒頭の「ガクアジサイ」は額のように囲むもの全てを含んだ表現です)

「ガクアジサイ」
下の写真で、紫の花のように見えるのが、装飾花で萼片が変化したもの
装飾花に囲まれた中に、たくさんの両性花があり、3分の1ほど咲いています

これは上の花とは別の花の写真ですが、
小さな花弁、雄しべ、雌しべがあり、結実もするようです



「アジサイ」
ほとんどが装飾花に改良された園芸品種
装飾花の真ん中の小さいのが、本当の花の部分
中央下の花が一つだけ咲いています、小さな花弁、雄しべが見えます
雌しべは退化しおり、結実しないと言われています

こういうのもありました
中央に装飾花のない花があります
両性花として機能し結実する可能性もあるようです

装飾花は、早くから開いて目立ちます
しばらくして本来の花が咲きますが、花が終わると同時期に枯れていくようです


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空を踏みしめて

2023年07月03日 | 紅葉
タイトルの写真はお察しのとおり、外に出て寝っ転がって撮りました。
いい歳こいて、ばかばかしいことをやっております。

あの男はなにをやっているのだろう
空を踏みしめてとは、いったい何をいっているのだろう
とお思いの事と思います

1つ前のブログでアメンボが登場しました

その時撮った別の写真がこれです
どうです、
いかがでしょうか、
足先の着水面がレンズ状になって空を映している
私としては、6つの足が空を踏みしめていると思っていただきたい
そう切に願う次第です

足先の毛とそこに分泌される油が水をはじき、
それと水の表面張力と体の軽さが相まって水面に浮かぶとのこと

この足元の感じや水面の光がおもしろく十数枚写しました
これなぞは「トンボ池に宇宙ステーション出現」てな感じ、かな?

コメント (2)
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祭りのあとの静けさの中で

2023年07月03日 | 紅葉
花しょうぶの花もすっかりなくなりました。
誰もおらず静かです。
時折、小鳥たちの声が響きます。

そんな静かな中でも、営々と自然の営みが続いています。

オオシオカラトンボ、
黒いサングラスでワイルドです
枯れた2番花の元に止っています

トンボ池、
スイレンやコウホネが少々咲いてます


モノサシトンボが産卵中、
6月4日のブログで紹介したのは、エゾイトトンボの産卵
さっきのオオシオカラトンボは初見、いやはや、色んなトンボがいるものです

スジブトハシリグモ
素早く水面を走り虫などを狙うハンター
時に水中にもぐりオタマジャクシなども狙うこともあるとのこと
ねいの里の竹内さんに聞きました、いつもありがとうございます

コセアカアメンボ
これもハンター、取っ組み合っています、獲物の奪い合いと思われます

こちらのハンターさんは?
起きてますか~、モリアオガエル?

サクラ草の池では、
アサザの花でモンシロチョウが食事中でした
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