頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

森林科学館の今

2017年11月30日 | 利用施設
頼成の森・森林科学館では、季節ごとに写真パネルを展示している。
師走に入り、いよいよ冬バージョンに衣替えしたところである。



頼成の森の冬の楽しみ方は、かんじきやスノーシューを履いて、雪の
上を歩き、動物の足跡や植物の冬芽などを観察するのも1つである。

そんなきっかけになればと思い、写真パネルを展示してみた。植物の
冬芽や葉痕(枝に残る葉っぱの落ちた跡)の写真は、初公開である。



葉痕の形を見てみると、思わず笑ってしまうようなものがある。植物
にはいろんな表情があるもんだと思ってしまう。お待ちしています。

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行く秋 名残の秋

2017年11月27日 | 森林

先日来、冬モードのブログが続いたが、頼成の森はまだ行く秋、名残の秋を
楽しむことができる。
ヒヨドリ山(標高197m)付近のコハウチワカエデが真っ赤に色づいていた。
本数は多くないが、周りの木々が葉を落としてしまうなか、ひと際鮮やかで
ある。
頼成の森には、カエデの仲間がいくつかある。ヤマモミジ、ウリカエデ、
ウリハダカエデ、ハウチワカエデ、コハウチワカエデ、イタヤカエデなど。
残念ながら、自生する種類全ては確認していないが、今日のコハウチワカエデ
記憶に残るものであった。

 
帰る途中、野鳥のヒヨドリの群れに会った。盛んに啼いている。地名に鵯と
名が付くのは、きっとこの鳥が多いことから付いたのかもしれない。
また、タカノツメも一面黄色くなり、こんなにたくさん生えているのかと驚
かせられた。行く秋はあっという間に過ぎ去る。早めに観察してもらいたい。


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冬を迎えるカモシカ親子

2017年11月26日 | 動物


車道ヒヨドリ線を歩いていると、カモシカの親子に遭遇した。急斜面で母親
と子供1頭が草を食んでいたようだ。人間に興味があるのか、はたまた目が
悪いのか、こちらをじっと見て逃げることはない。
母親の角の根元には筋状の線がはっきり見えた。この線の数で年齢が判断
できる。戻って写真で確認してみると5歳ぐらいだろうと思われた。
また、目の下には「眼下腺」がはっきり見える。ここから出る分泌液を木
の枝などにこすりつけ、ナワバリの印にするそうである。


一方の子供の方は角は大きくなく、眼下腺もはっきりしていない。顔つきも
やっぱり幼顔である。
親子で過ごすのも来春までだろう。厳しい冬を乗り切ってもらいたい。
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頼成の森庭園

2017年11月24日 | 森林

昨日に続き寒い1日になりそうである。
バーベキュー施設の利用は終了したが、その近くにちょっとした庭がある。
別に庭を作ろうとした訳ではないが、スギ木立に苔むしたところが6坪ほ
どある。思わずシャッターを押してみた。見ようによっては京都の寺院に
匹敵する風情を醸し出している。
毎日何気なく歩いている場所も、いろんな楽しみ方があるものである。


見上げれば、スギに雄花が付いていた。来春のスギ花粉の飛散はどうだろうか。
スギの花粉の着花量は、夏場の天候に左右されるそうである。県森林研究所の
飛散予測の発表を待ちたい。
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冬本番?

2017年11月23日 | 森林
朝から時雨模様と思っていたら、昼からあられが降ってきた。いよいよ冬
の様相となってきた。勤労感謝の日の休みであるが、さすがに頼成の森を
訪れる人はいないようであると思っていたら、カメラマンの方がお昼頃ま
で約2時間だろうか、名残惜しそうにモミジの写真を撮っていた。


時々吹く風にタカノツメの黄色い葉っぱが盛んに舞っている。そんな光景
を見ると季節の移り変わりは早いものである。ホオノキ台から奥のアオキ
のこみちとの分かれにあるコナラの林もほとんど葉っぱを落とし、見通し
が良い。この場所は、下草を刈っているので、1年を通して気持ちが良い
場所であるが、雪の季節に訪れてみるのも良いかもしれない。


林縁部に良く育つタラノキも立派な姿を見せている。山菜の王様と言われ
ているが、残念ながら春には新芽が次々に摘まれてしまい、哀れな姿にな
る。今一時は王者の風格といったところだろう。
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南砺市 親子わんぱく自然教室の皆さん

2017年11月19日 | その他

南砺市の親子わんぱく自然教室の29名の皆さんが、寒い中頼成の森を訪れてくれた。
折角の日曜日なのに生憎の天気。来園者が少ない中、大歓迎である。
教室の皆さんは、午前中、森林科学館を出発し、車で庄川(高岡市中田)に移動し、
遡上するサケを観察したとのこと。残念ながらあまり姿が見えなかったようである。
全国的にサケの不漁が報道されており、庄川のサケもご多分にもれずなのだろうか。


昼食後、頼成の森の園内を散策するとのことであるが、いよいよ冷たい雨が強くなって
きた。また、天気の良い日に来園いただきたい。

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晩秋の頼成の森

2017年11月17日 | 森林
明日から天気は下り坂。寒くなり平野部でもひょっとして雪が降るかもしれない。
その中、今日は良い日になり、冬支度には格好の日となったのではないだろうか。


天気に誘われ、園内を歩くと、かなり紅葉が進み、軍艦島からの景色が赤、黄色、
緑と3色に彩られていた。緑のスギ木立があるからモミジやイチョウの色が映え
るのであろう。

 
アオキのこみちの遊歩道沿いの木々もかなり葉を落とし始めており、見通しがきき、
歩いていても気持ちいい。頼成の森に多いタカノツメも黄色く色付いている。コマ
ユミのオレンジ色の実も2個3個づつ並んで顔を覗かせている。


展示林付近のスギ林内にフユイチゴの赤い実がなっていた。もう熟し始めている。
小粒であるが食べられる。初夏に黄色く熟すモミジイチゴと同じキイチゴの仲間であり
頼成の森の代表的なイチゴである。なぜ冬場に実を付けるのかは残念ながら不明である。


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秋晴れの頼成の森感謝の集い

2017年11月12日 | イベント

秋晴れの良い天気の中、第10回頼成の森感謝の集いを開催した。多くの方に
参加いただき、うれしい限りである。

 
最初にリース作りや来年の干支の戌を制作してもらった。リース作り、干支
作りとも材料集めに苦労したが、どの作品とも良いできばえで、皆さん満足
いただき、苦労の甲斐があった。
その後、地元のオカリナグループ「エーデルワイス」の皆さんによる演奏が
あり、抽選会を開催し、午前の部は終了した。
 
午後には、感謝の集いの併催行事として、富山県林友クラブと砺波花とみど
りの少年団による優良無花粉スギ「立山 森の輝き」の記念植樹を行った。
平成16年の台風23号で被害を受け、空き地になっていた場所であり、大きく
育つことを願うばかりである。
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明日は頼成の森感謝の集い

2017年11月11日 | イベント
明日12日、頼成の森感謝の集いを開催する。
1年間、頼成の森を利用していただいた方々や運営にご協力戴いた方々に
感謝の気持ちを込めて開催するイベントである。
午前中のリース作りや干支作りは、予約多数につき締め切ったところであるが、
明日は天気がよさそうなので、紅葉の進んだ園内散策やイベント見学に来ても
らいたい。森林科学館前で受付してもらえれば、昼前のオカリナ演奏やお楽し
み抽選会に参加いただける。

まだ、1年を振り返るには早いが、今年は大きな災害もなく皆さんに楽しんで
もらえたと思う。私たちをいつも優しく迎えてくれる頼成の森に感謝して、
明日のイベントを成功させたい。お待ちしてます。
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冬支度

2017年11月08日 | その他

11月になり、頼成の森も冬支度である。園内を歩くと「はらはら」と葉っぱが
落ちてくる静かな日となった。ツルリンドウの赤紫の実がとても美しい。花も
清楚であるが、実も楽しめる。

華子さんのこみちの谷あいにアテの木が並んで植わっている。正式名はヒノキアスナロ。
耐陰性があることから、昔は山の境木(さかいぎ:境界を示す木)として植えられた。
きっとこの木もそうなのだろう。アテは耐久性に優れていることから、家の土台に使
われたりした。能登地方が本場で、県内では能登のアテを良く使ったそうである。

 
森林科学館に戻り、冬に備えてペレットストーブの試運転をした。薪ストーブと
までいかないが、揺れる炎を見てると、温風以上に暖かさを感じてしまう。
さて今年の初雪はいつだろうか。
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秋模様の花しょうぶ園

2017年11月03日 | ハナショウブ

今日は文化の日。よく11月3日は晴れるというが良い日になった。
花しょうぶ園も今年の管理作業である「葉刈り」が終了した。後は冬を待つばかりである。
4月の追肥、草刈りに始まり、11月の葉刈りまで、ほぼ7カ月に及ぶ花しょうぶの管理
は、綺麗な花が咲き、皆さんに楽しんでもらうためである。来年も綺麗で立派な花を咲か
せてほしいと願うばかりである。

 
花しょうぶ園の近くにあるイイギリも赤い実をつけていた。名前にキリと付くので桐
の仲間と思いがちであるが、別種である。冬には野鳥の貴重なエサとなる。

花しょうぶ園のメインゲートである石の門にある藤棚が、先日の台風でフジがめくれて
しまった。風のとおり道、いたしかたない。さて、この後どうしようか思案中である。

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