不思議なことに、頼成の森でマンサク(マルバマンサク)を見かけたことがありません。したがって、春一番に花を咲かせる樹木は、キブシやクロモジ(オオバクロモジ)、ダンコウバイなどです。
今、雪に埋もれた頼成の森の林内を歩いて、よく見かけるのは、クロモジの冬芽です。クロモジは、クスノキ科の落葉低木で、枝を折ると芳香がします。このことから、この枝を削って楊枝が作られ、今でも和菓子には一部に皮を残したクロモジの楊枝が使われています。
クロモジの冬芽は、紡錘形で先端は尖り、3~4枚の芽鱗に包まれています。冬芽の脇から出ているほぼ球形のものは、花芽です。なお、冬芽についての記述は、馬場多久男著「冬芽でわかる落葉樹」を参考にしました。
《クロモジ(冬芽 2011/02/12》
※ 森林科学館では、スノーシュー(大型、中型、小型)や輪かんじきを無料で貸し出ししていますので、ご利用ください。
※ 頼成の森のイベント
平成22年度のイベントは終了しました。平成23年度のイベントは、3月中旬にはお知らせできる予定です。
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(HK記)