住職の独り言

~ご縁に触れて~

他生の縁

2024年07月30日 | 独り言
多生の縁
「袖振り合うも他生の縁」ということわざがありますが、ややもすると「袖振り合うも多少の縁」と思っていることがある。
道で着物の裾が触れ合ったのは多少の縁と思ったりするが、本来は、何度も生まれ変わる中で生じた貴重な縁であり「他生」であります。
それを親鸞聖人は「ああ、弘誓の強縁、他生にも値ひがたく、真実の浄信、億劫にも獲がたし。たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ」と言われます。
思い測ることの出来ない縁でありました。南無阿弥陀仏




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