国際オリンピック委員会(IOC)が提唱する五輪の価値は
「卓越、友情、尊敬」の三つ。
今大会で思い出に残っているのが500㍍金メダリスト小平奈緒選手だ!
レースを終え、すごい歓声の中リンクを回っている時、
小平は指を立てて口にあてた。「静かに。次のレースがあるから」と言うかのように…
次に控えていたのは韓国の李相花(サンファ)で、
五輪の三連覇が期待されていた。
結果は小平が勝ったが、
レース後、泣き崩れそうになった李を抱擁し励まし
「今もリスペクト(尊敬)してるよ」と話しかけ、
二人は肩を抱き合い、それぞれの国旗を手にリンクを回り、大歓声を浴びた。
二人はまるで一つのチームが金・銀メダルを取ったようにお互いをねぎらうように…
レース後、小平選手は
「彼女は年下だがスケートへの思いは素晴らしいものがあり、たくさんのことを学ばせてもらった。李相花の気持に寄り添っていたいと思った」と心境を明かした。