King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

こんなコロンビア

2018年02月23日 12時12分53秒 | 珈琲

夢中になることの重要性を改めて知るこのごろです。

珈琲の世界でも、じっくりと寝かせることに重点を置く店があったり

とにかく世界のコンテスト豆などを集めて売ることに特化している店や

焼くことにこだわったりと色々とこだわりどころがある世界です。

しかし、こと味にこだわりこの味だけをひたすら求めているというのは

なかなかないのです。

というのは当たり前すぎてそれが高じてこうなったという要素ばかりが

声高になり、実はそれは味にプラスですかと改めて聞きたいところの店

の方が多いのです。

つまり、味にこだわっての特異点が本当に味に寄与しているという確証も

ないのです。というより、ただのセールスポイントで終始していて味に

ついては果たして最初からこだわっていたのかがあまり判断されていないのが

現状ではないでしょうか。

まあそんなことを言い出してしまうのも最近聞くお店事情とか出先で飲んだ

コーヒーについてまずいと思っていてもどうしても食後に珈琲が飲みたく

なったり、飲まずにはいられないタイミングに出会い失望と落胆とあまりに

ひどい珈琲事情にいつも様々な疑問が積み重なるからです。

そんなことを思い今日焼いたのはこの間も紹介した自分で飲むつもりで保管し続けた

昔ながらのコロンビアです。

本当に売るのが惜しくなる豆というのが毎年あり、秘蔵し続けたものもつい

自慢的に焼きたい衝動も時々あり、またこの時期はあの豆を焼きたいという思いも

沸き立ち秘蔵豆放出となるのですが売らずに試飲だけに使う場合もあります。

この昔ながらのコロンビアは逆にもっと多くの人に知ってもらいたいと今は思い

焼いてみました。スペシャルティの豆があふれる現在にあって何がそのスペシャルティたる

ものなのか問いかける豆です。


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