King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

いただきものは栗

2005年10月01日 23時33分36秒 | 日々のこと
駅の街頭には、赤い羽根の募金を呼びかける人が立ち
衣替えの日を印象付けます。
私はもう冬のスーツですが、まだ半袖のワイシャツ姿の人も
たくさんいます。
私は全然風邪声が治らず、すっかり冬支度なのです。
世間では、東京三菱とUFJが合併して世界一のメガパンクができ、
道路公団が民営化して8つの株式会社ができたといいます。
土曜日ですが、確実に世の中は変わっています。

そんな世の中の激動の動きと、ここに来て驀進を続ける日本の株式相場
をみるとまるで、他所の国の出来事のようです。景気が完全に踊場を
脱して立ち直ったと言いはやす新聞もあり、確かに浮かれる声も巷で
株をやっている人の中には聞こえます。そして、それに乗り遅れては
ならじとさらに高騰に拍車をかけるかのような動きです。
そもそも外国の資金が株を買い、それをみた一般投資家が安心して
買いを入れ、一日の中に急に上がりすぎた高値警戒感と出遅れてなお
追随する飛び乗りの動きが交錯しています。

0金利とペイオフで住宅を買うのでもなければ、ローンをするでもないと
今の時代、わずかな定期で銀行のティッシュをもらうより、株でいろいろ
優待をもらったり、配当をもらう方がいいと人々も気がつきました。
TOBで10万も配当を出す会社があったり、それを年利に直すと3%もあるの
ですから、当然の動きです。気をつけたいのは、今動いている株は、皆
資源株とかそれに関連した商社や内需関連で不動産です。そして、今まで
日本の主流だったハイテク株はまったくいいところなく下げまくっています。
資源株や商社などPERが10%そこそこで今まで出番がなかった株です。それが
動き出すと、いまや世界同時株高と同じ株の動きだと言い出す新聞もあり
ます。実際、今まで年初来高値を抜けない夢の四桁という資源株などそれを
あっさり抜いてしまい、さらに上値を追う展開になっています。政府としては
なんとしても、来年の消費税増税までに好景気感を出して一気に財政再建を
目指したいところです。

三菱とUFJが合併した記事で、銀行に今や不良債権処理の費用負担がなくなり
とあります。もはやバブル時の不良債権処理も完了し好決算のようです。ならば
なぜ金利は今でも0で、土地も値上がりしないのでしょうか。銀行が儲けた
お金や不動産会社が儲けたお金はいったいどこに消えたのか。どっかの派閥
の決済じゃあるまいし、15億円なくなって平気でいられません。メガバンクの
総資産が国家予算の2倍以上の197兆円。それが回転して如何ばかりの利益を
上げるのでしょうか。国民の預金には利息もつかないのに、溜まる所には
金がたまるようにできています。今日の食卓には、近所からもらった栗が
ゆでられて大盛になっていました。そして、またお届け物のお礼にもらったの
が大きな栗でした。その栗を食べたのは、私だけです。栗はむくのが面倒
だからと食べるやつは私だけなのです。栗のように家にもお金がたまれば
良いのに。
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