King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

使わずに行く

2020年08月20日 09時50分33秒 | 珈琲

最近はあまりテレビなど見ないのですが、朝のワイドショーとか

その合間に流れるCMも気が付けば随分変わっています。ほとんど

通販型の商品の売り込みが多く、それも健康食品や富山の薬といった

お年寄り対応のものです。

 

昔街で見かけた街頭販売のようなくっつかないフライパンとか切れる包丁

とかも未だにやっています。

 

これも地上波とBSではまた違っていてBSでの通販はより攻めている感じで

翻訳機やなんでも切れる工具とかなんでも落ちる洗剤や卓上扇風機まで

思わずほしいというものにあふれています。

 

今朝のニュースでは熱中症で死んだ人が都内で80人にもなりコロナより切実と

いうものでした。

 

中でもクーラーを付けずに死んでしまう老人が多いということでこれなどは

何を現わしているのかと考えてしまいます。

 

昨日はずっと懸案になっていた問題を一気に解消し、まだ完結したわけでも

ないのですがよいのか悪いのか結論するその前に一応の達成感のようなものに

浸りました。役場に何度か行き、郵便局や県庁に何度か電話して申請書と

付属の書類を郵送して一安心して夜鏡を見ると何度か外に出ただけで明らかに

今日の日差しでできた日焼けだという変化でした。

 

私は仕事現場や灼熱の体育館などで熱中症で倒れる人を何度もみていますが、

中には救急車で搬送されるケースも体験し、そのまま入院してしまう人もみて

いますが、毎日のニュースではもう既に心肺停止状態で発見されるケースで

冷房も入れずに死んで行く人たちです。これは付けないと死んでしまうという

ことを思いつけないお年寄りが一人暮らししている結果なのに行政の対応は

クーラーを買う金の助成などやはり的が外れています。

 

それに比べればテレビのCMはなんと痒い所に手が届くようなものかと感心する

ほどです。

 

昨日の暑さも体温を超えるような厳しいものでしたが、夜のランニングでは

もうすっかり秋の風情で虫が鳴き風は冷たく実に心地よいものです。

その時に考えた今日やった諸々の手続きのことですが、最近多いオンライン申請と

いうものですが、これがちっともオンランになっておらず、昔同様住民票だとか

戸籍だとかをいちいち市役所でもらい申請書につけなくてはならないのです。

つまり役人がオンラインの意味が解らずにただ予算を使いネット上で申請できるものを

作ったりするから前より手間と費用が掛かるようになっているだけです。始末が悪いことに

物によってはオンラインでしか受け付けていないものもあり、この頭の悪さに付き合わされる

ことです。

 

どこの市役所でも住民票などは電子化されFAXで申請して受け取れたりと

一見進んだかのようなシステムですが、国、県、市とそれぞれが勝手に

システムを作り何の指針も最終目標もないままのシステムだから実に欠陥

らけです。普段役場に関係ない人はその不便さに接せずに済み今回のコロナの

助成でそのひどさに思い知らされるのです。今コロナでテレワークをする人が

増えハンコを押すことがネックになっているように報道されていますが、問題は

その前の本人確認と各書類のコード化なのです。民間ならどの端末で何時だれが

アクセスしてその仕事をしたかまで記録し把握していますのでハンコ問題もおきません。できないオンラインで

問題になるのは他社との契約とか人と人が対面した証として文書の信用を増すために

必要なのであり、社内の決済とか会社と個人などで記録に残すために必要としているなら

社内のシステムの変更でいくらでも対応可能です。

 

国としてコード化やオンライン化は指針を示し、ハンコなしやオンライン化は可能なので

正しい税金の使い方としてエアコンをつける後押しなどするのでなく何が原因で解決すべき

ことは何かもっと真剣に取り組んでもらいたいものです。

 

とかく毎日飲む珈琲や日々のランニングではこんなコード化もオンラインとも無縁な世界で

多くの人々や多くのお年寄りもそんなコード化やオンラインも関係なく生きています。

それなのにそもそも世の中をよくしたいとか進化したいとするなら形だけのオンライン申請

とかエアコン買う助成とかいう発想は出てこないはずです。

 

何かと専門者会議とか政府の諮問機関とか無駄な賢者会議ばかりでちっとも国民目線や世の中の

変化に即していないと感じる今朝のニュースでした。

コメント
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