King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

豆事情

2013年06月14日 12時35分24秒 | 珈琲
アベノミクスバブルが早々に崩れたと反対勢力はここぞとばかり
囃し立てていますが、儲かると思ったから金が一時に集中し、
そして去って行っただけで、何ら経済現況は変わっていないと
思います。

まあまあの水準で円も安定していて、輸出企業は手持ち資金と
内部留保を貯め上げています。

本来ならこれを設備投資にまわして雇用と内需拡大につなげる
ところですが、それが会社買収とかマネーゲームに向かっている
のが今の状況でしょう。

ブラジルレアル安と中米の豆の病気で減産など国際的な傾向に
仕入れ企業は積極的に現地に投資して減産や質の向上に備えて
います。

一つ目立った動きというか国内事情で気になるのが、マンデリンの
動きです。

今まで、地震や火山に噴火など極端な品不足状況からしばらく
そんな状況が続くと思われたものが、ここの所一気に色々な豆が
出てきました。

しかもそれが安くないのです。

マンデリンG1もいかにも庫出しの古い豆ばかりが目立ちます。

この夏がマンデリンの出番だとばかりに売り込みも盛んです。

この背景にはここのところのロブスタの高値によるところもあると
思われます。

ロブスタより扱いやすいマンデリンということなのか、それにしても
高いので昔のようにアイスも作れないというのが現状でしょう。

普通の喫茶店なら安いコンクが出回っているし、出来合いのパックでも
商売になるのでしょう。

しかし、本物の珈琲豆の香りがするアイスを知っている人ならそんな
店では飲みません。

高いといっても水出しで作れば激安のコンクやパック物より安く
つくれるのです。

つまり、店のメリットは一晩抽出に掛ける手間だけです。

手間といっても地球の重力と時間がやってくれることなので、
セットする手間はそんな大変ではないのです。

となるとそれをやる価値があると店側が知っているかにかかって
きます。

ここのところ味の差別化なんてことで店づくりする人は少ない
のでしょうけれど。
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