King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

甘い豆に

2010年12月18日 23時11分21秒 | 珈琲
珈琲豆がなんだかんだ増えて行きますが、
最近言われる豆の高騰と味については
ますます不審が募ります。

コーヒーにかかわる人は最近豆がどんどん
値上がりしていると言う話はよくします。

円高だからいくらか助かっているという
話とあいまってもともとどうなんでしょうか。

豆の産地の天候異変や政情不安などたいへんな
状況のところが多いのは新聞でも伺えますが、
豆の先物の価格は、段々先に行くほど安く
なっています。

現在32000円程度ですが、半年先になると
28000円程度です。となると69Kで割ると
400円位です。

しかし、この価格どこから輸出されたどんな
豆を売り買いしているのかよく解りません。

実際は、アフリカからアジア中米と日本とは
距離が違いますし、どんな品質の豆かも解り
ません。

日本では馴染み深いタンザニアの豆は、せいぜい
45tしか輸出していないのに日本中にあり、逆に
ホンジュラスなど162tもあるのに中々見ることも
できません。

商品として求められないと価格は下がってしまい
ます。

それに大量にあるものは安くなる傾向にあり、
地域的に近い物の方が手に入り安いとなります。

世界第二位の産地のベトナムは日本に近く、安く
沢山入っているはずです。

しかし、その味を知る人はまずいません。

産地状況は、よくクーデターとか物騒な事件が
起こったり、ハリケーンとか水害とか火山の噴火とか
災害が頻出しますが、これもそんなニュースばかり
クローズアップされますが、実際には産地に豆が
溢れ、売り急ぎの状況があるようです。

つまり途上国では、コーヒーしかない為沢山作る
ためにそれが価格を押し下げているといいます。

味と品質と価格がつりあわないと言う非常に解り辛い
今の状況に我々は何を求め、何を基準にして判断して
行けばいいのでしょうか。(明日に続く…

コメント
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