King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

余裕のレイカーズ対ブルズ

2008年11月21日 09時54分45秒 | バスケ
Team  1  2  3  4   T
Bulls 29  27 18  35  109
Lakers 30  31 29  26  116

2008/11/18
Arena: Staples Center, Los Angeles, CA
Officials: #6 Jimmy Clark , #41 Ken Mauer , #35 Jack Nies
Attendance:18,997
Duration: 2:26

今回レイカーズは、最初からガソルを要とした
トライアングルオフェンスです。ブルズは、とにかく
得点するには、ファーストブレイクしかなく、リバウンド
なりパスカットなり、ボールを奪って早く攻めるしか
得点できません。

それと新人レッドの一人での攻めしか有効でありません。
ゴードンのボールを持ったらすぐシュートも最初は
ほとんど入ることなく、チームとして攻めたという印象も
ありません。レイカーズのローポストのガソルにボールが
回るとそこで勝負が決してしまっているのと対照的です。

本来、トライアングルオフェンスはパスを多く回して
ディフェンスのほころびを誘発したり、ミスマッチを
作り出すというものです。しかし、そこまでしなくても
この日は、ガソルがワンノンワンで入れてしまうので、
そこから多様なオフェンスを仕掛けるまでもなく、ブルズ
のディフェンスはぐずぐずでガソルをとめられません。

かつてシャックが左零度でボールを持ってゴール下を
制圧し、ボールを持ってリングに向くだけでディフェンス
をしている選手は顔にひじをめり込めさせられて、ファウル
をするまでもなく、軽く押し込まれていました。そんな
動く要塞的な攻めも最近は見られなくなりましたが、
ガソルはそんな体が重たくも凶器的なわけでもなく、
やはりボール持ちが良く、フックは左手右手どちらでも打てるし
当たり負けもなくなりました。

バイナムは、相変わらずで洗練されたものがなく、
ゴール下でボールを持って存在感がないセンターは
だめです。クイックでダンクするなり、ブロックでも
とにかく飛びどころが解っていないようで、オドムの
どんぴしゃな動きが逆にすばらしくまるで存在感が
違います。

ブルズは選手の素材的にはみんなどこかのチームで名を
売った選手であり、過去大学での成績もすばらしいもの
です。しかし、目立つのは新人のレッドだけで、後半
でて来たラリーヒューズやリンジーハンターなどを
みるともう通じなくなってしまったんだという悲しみを
みます。そんなチーム状況に、レッドが自軍のゴール下で
ボールをもらうとそのままスルーと相手ゴールまで行き、
シュートしてしまいます。

レイカーズでもオドムが同じようにボールを運んでそのまま
ダンクしたりして見せましたが、この両者のプレーは
まるで意味が違います。オドムは相手のディフェンスが
あまりに隙があるので、それをついてのダンクであり、
レッドは仲間のふがいなさに抗議するかのようなプレー
だったのです。かつてのスターを集めたチームに飛びぬけた
新人という今後があまりいいことのなさそうなチームで、
さらに新人のヘッドコーチと苦戦は予想されます。

まずは、きっちり守る強いディフェンスを作るべきですね。
レイカーズは前回良い活躍だったアリーザがまるでだめで
持てる運動能力を発揮することもなく、ボールを貰っても
手につかない様子でした。これだからベンチなんだろうけど。
コメント
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