King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

新雪を求めて

2007年01月09日 23時22分14秒 | スキー
昨年のスキーで思い出深いのは、八海山の新雪を
滑ったことです。
今までもひざぐらいの新雪やアライの深雪を滑り
どういう感じかは心得ていたつもりです。
しかし、新雪を滑るとはあれを経験しなくては
語れないものです。
昨年はどこも多く雪が降り、いつも新雪は
滑れました。しかし、あれを滑った後は滅多に
新雪を滑ったとはいえなくなりました。

今年のウエアは、雨でも雪でも越後の重たい雪でも
更に八海山の深雪でも耐えられるものというコンセプトで
セレクトされました。
そして、雨や雪はすでに経験済みです。気がついたのは
中綿がないので、風が吹くと寒いこと。更に、雨では
水玉がいつもついてる状態で、それに風が吹くと雪より
寒いことが解りました。

さて、昨年転んでしまうと立ち上がるのに相当時間が
かかり、それだけで体力が奪われるという経験があり
体が埋まってしまうほどの深雪をまた味わいに行った
のです。折より7日の日曜日より寒波が押し寄せ、連日
大雪の予報でした。ガーラやかぐらなどはロープウェイが止まり
ガーラは今年も山頂駅にお客を足止めして新聞に載り
ました。そんな事件などもあり、山には雪がたくさん
あることが予想されまたもや現地までたどり着けるか、
リフトが止まらないか心配する羽目になりました。

しかし、昨年の大雪を経験したせいか、いたって楽観
モードです。年末の黒姫もチェーン規制も予定通り
着けたし、今回も昨年のなだれによる通行止めなど
不測の危険事態もなく、予定通り6時の出発です。
今回も昨年同様、宿と講習がセットのスクール企画ものです。
お題は、昨年が短期集中講座というもので、今回は
コブ&新雪です。昨年の講座が楽しかったのとペンションも
居心地がよかったので今回も申し込みました。

受付時間の9:45より早くつきましたが、かといって
ロープウェイに乗って新雪を食いに行くというわけには
行きません。一応一日分の体力を残しておかないと
いけないので、足慣らしに脇のリフトで軽く2本程度
滑り後はストーブ脇でおとなしくしていました。
何せ先週の木曜に申込したのに申し込み番号が1番という
ことで、私以外に受講者がいるのか心配でした。
スクール受付に集まる人たちは昨年より大幅に少ない
感じです。

結局、時間になると男ばかり3人が参加で開始となりました。
昨年同様、下のリフトで移動してふたりの講師の後を
ついていき、ひとりひとり滑って腕前を披露します。昨年の
50台男性、30台女性私という構成で和やかムードが、今年は
いかにも体育会系ののりで着ている物や漂う雰囲気でお互いの
力量を推し量っている様な、感じです。それもみんな平日に
ひとり参加だから、相当な腕の持ち主という憶測を持っている
のでしょう。

それで最初の見極めで、三人とも一緒に二日間を講習される
事となり、ひとりのコーチは去っていきます。これも昨年と
同じです。この時に飛び切りうまかったりすると別クラスという
ことだと思っていましたが、どちらかというとできないと
別クラスというほうが強いかもしれません。見た感じ、
私よりみんなうまい感じです。もともと参加資格2級以上となって
おり、別に持ってなくても相当ならいいわけで、私も昨年は
持ってなくても全然問題ありませんでした。

当然1級持ちがいるでしょうし、私が最低なのが普通です。
ですが世の中必ずしも1級>2級ではないのです。
それになぜか昨年より殺伐としていて、昨年教わった講師が
今回は立ち去り講師で、その人よりお年寄りの感じの講師が
ひとりでずっと教えました。新雪キャンプだから新雪がある
うちに上に行き新雪を滑るのかと思ったら、午前中はほとんど
下で基本練習です。そして思ったのが、昨年はあんなに楽しかった
のに何がいけないのかあまり楽しくないということです。

色々初体験で、何もかもが新鮮で6mの積雪も腰以上の新雪も
なく、今回は道路わきの雪も50cmくらいで新雪もひざぐらい
です。楽しかった宿も今回泊り客が3人しかいなくてここも
なんかさびしい感じです。ここのロープウエアやリフトは1番
下の奴以外は皆4時丁度に終わりその頃にはゲレンデを滑っている人は
いなくなります。ロープウェイが止まりひとりで急斜面を
降りてくるのはとても寂しい感じでした。昨年は亀裂ができて
閉鎖されていたチャンピオンも開いていたので、今年は講習後
チャレンジしました。ところがすぐに板が外れて新雪に埋まった
板を履くのがまたたいへんでした。あたりが薄暗くなり、心細く
なり、それでも降りてくるとひとりの若いモーグラー風の女の子が
いて、その人の後をついて行きどうにか無事下につきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする